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日本人になりたい、在日韓国人感想

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お薦めしたい本は、ノンフィクションの本で、私はタイトルに魅かれて買ってしまいました。 それが、「日本人になりたい、在日韓国人」という本で、著者は在日朝鮮人だったのですが、国籍を韓国にかえた人で、その人の苦悩が面白おかしく、そして、ちょっとまじめにも書かれています。

彼の両親は北朝鮮の人ですが、日本にいる多くの在日の方と同様、日本に工場の作業員として連れてこられましたが、朝鮮には帰らず、そのまま日本に残った人たちです。 そして、日本で子供を5人産んだのですが、お父さんは、北朝鮮が楽園だと言われている時に、家族や国のために、働くために帰国しました。 残されたお母さんと5人の子供は、極貧生活を強いられました。 そして、末っ子である作者は、とにかく自分が在日朝鮮人であることを知られると、学校でいじめられたりするということで、それを隠すのに必死の毎日でした。 朝起きると日本人になることを願いつつ、もちろんそうなることはできずに、どんどんと成長していくのです。幾度も自分の民族を誇りに思おうと、そのたびに努力をするのですが、結局は在日朝鮮人であることがネックとなり、色々とぶち壊されてしまうのです。 お店を始めた時も、そして結婚してからも離婚してからもです。 そんな在日朝鮮人が日本で暮らしていく上での苦労や悩みについて、ネガティブな文章ではなく、キャッチーな感じで書かれている、在日社会のことがよく理解できる本となっています。

1番印象に残っているのは、北朝鮮の父に母と長男と末っ子で会いに行くというところです。 この旅行の目的は、母にすぐ暴力をふるう長男に危険性を感じたので、長男を捨ててくるという使命が作者に課せられたのですが、それがどうなるのか、わたしはドキドキしながら読んでしまいました。 そして、北朝鮮に行ってみて、どんな風に思ったのか、どんな国だったのかということもこの本で解るので、北朝鮮について興味がある方にもおすすめです。

タイトルからしたらとても重い内容なのかと感じる方もいるでしょう。 しかし、作者は辛い思いをしているかもしれませんが、読者側は笑ったり、驚いたりするようなことが書かれているので、先がどんどん読みたくなる本です。 作者は飲食店を経営しているのですが、そこでは成功を収めていて、在日韓国人であることを逆手に取るようなやり方もしている所がとても勉強になります。それとともに、作者から生きる力を貰える本です。

日本人になりたい在日韓国人

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