青森県の下北半島の名勝・「仏が浦」の紹介です

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一昨年の初秋でしたが当地の盛岡から青森の観光を経ながら下北半島、そして津軽海峡を渡って函館で海鮮の美味しいものを戴こうという、格安ホテルを使っての1泊2日の観光バスでの旅行に参加しました。 元より、夫婦二人で行く観光旅行でしたが、主人が急に会社の都合で行けなくなって、私一人での参加ということになってしまったのです。 

当日は盛岡駅前より出発して、十和田湖や奥入瀬渓谷、それに八甲田から酸ヶ湯で一休みし、青森からいよいよ下北半島へ向かったのです。 下北半島では、通称は海峡ラインといわれている国道338号線を行くようになりますが、此れは、本日の最大の観光的な場所である「仏ヶ浦」へ向かうためのルートでした。 下北のマサカリの突端にあるチョット寂しい脇野沢村を過ぎると、いといよ下北独特の深い原生林の中へ突き進むといった感じでした。 この辺りの国道でも有る海峡ラインは、思っていたより山道の道路で上下や左右の動きの激しい急カーブの連続でした。 そして、急坂のほぼ登りきったところが仏ヶ浦の入り口でも有り、其処には広い駐車場もありました。 此方は今回の主な目的地でもありチョット脚の悪い私も頑張ってゆくことにしたのです。 仏ヶ浦に出るのには元より高い場所が入口になっているので急な階段を降りてゆくようになるのですが凡そ、10分程度でしょうか何とか海岸にたどり着いたのでした。

其処は何と、この辺りの砂浜一帯には言葉に言い表せないほどの異様な風景が見えていたのです。海岸沿いにかけて白い岩肌の奇岩や怪岩がニョキニョキと妙な姿で聳え立っているのです。成る程、これは写真では見ていましたけど、実際に目の前にするとその異様な姿の迫力というのは、また凄いものがありました。 何でも、おおよそ1kmにもなる奇岩や怪岩の連なりは、威厳に満ちていて自然の営みとは言え恐れ多い感じを受けずにはいられない程でした。それに、此等の岩峰には其々に名前が付いていて、此れが全て仏さんや仏陀にそった名前が付けられているのです。 其の名前というのは、如来の首、五百羅漢、地蔵堂、蓮華岩、一ツ仏、親子岩、観音岩、天竜岩、十三仏等など、そういえば此の砂浜の名前そのものも極楽浜というらしいです。そして、此等の全てを含んだ名前をその呼称として「仏ヶ浦」という風に読んでいるのです。 いやああ、確かに此方の「仏ヶ浦」は青森のハズレの名勝でもあり、同じ下北半島に有る名所「恐山」とタイアップして仏教的な要素も含んでいるようにも思われるのです。

確かに、「仏ヶ浦」の浜辺は、夏季の穏やかな海の風景から想像しても、親かな極楽浄土の世界を演出している様な有り難い浜でもあるようです。 浅はかな私共の想像では何と言って表現していいか判りませんが、人々の創造した建物もそうでしょうが、自然の造形物の物凄さを知るに及んで、其の偉大さには敬服するのみでございます。 そんな強烈な感情を受けながら当地を後にしたのでした。そして、再び元来た道の急な階段へ登ることになりますが、実は此方で思わぬ事態が発生してしまったのです。 私の左足の傷めたところを再び痛みだしたのです。 手すりや岩角などに捕まりながらヨチヨチと上っている内に、一組の夫婦が私の腕をとって助けてくれたのです。 本当に有り難かったですが此れも仏ヶ浦の仏の思し召しかと、つくづく思った次第でした。本当に今回の旅行は主人のアクシデントが有りましたが、実にいい思い出になりました。



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