お歳暮のバイト・1ヶ月間の戦場

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毎年10月になると近所の百貨店のお歳暮商戦の期間アルバイトの募集があります。約1ヶ月だけですがこの間はほとんど休みはなく、大変です。しかし年末年始には毎年旅行に行きたい私にはよいお小遣い稼ぎになるので3年間応募しました。

兵庫県の川西市にある阪急百貨店で注文カウンターでの勤務になります。事前研修は二日間で時給は850円でした。地下の作業場で商品の確認をして熨斗作り、貼り、包装をします。勤務時間はシフト制で朝9時半から夕方5時までと、昼の12時から夜の7時半まででした。最初は熨斗をはって包装し、それを他の人とチェックをして配送場へ出すという仕事ですが、慣れて来るとカウンターに座ってお客様の相手もするようになります。11月の後半からは配送作業がとても忙しくなるので、文字通り戦場のようになり、お昼休憩が遅くなることはザラです。このアルバイトで大変だったなあと思い出すのはいつも休憩時間がずれることで、酷い時には朝の10時から勤務でお昼休憩が3時になったこともあります。また、カウンターに購入に来るお客様は百貨店で購入するということにプライドを持ってらっしゃる方もいるので、言葉遣いには大変厳しかったです。そして他の店への案内やイベント開催の詳細なども当然のように聞いてきますし案内をお願いされますので、カウンター内が職場であっても百貨店内全ての店や企画について暗記、勉強する必要がありました。長時間待ってカウンターに来る方は最初から既に不機嫌である場合もあり、少しでもミスをすると大きな苦情になるので神経を使います。このアルバイト期間中はプライベートではほとんど遊ぶ時間がなく、作業場では立ちっ放しで足もむくみ、休日も疲れ果てて寝ていましたので友達には付き合いが悪いと文句を言われたのもきつかったです。

しかし、百貨店は最高のサービスを提供する場所で、研修などで正しい敬語や挨拶、声の出し方、熨斗の種類や包装の仕方などを教えて貰えたのはよかったです。3年連続でこのアルバイトをした結果、私は就職活動の時に必要な正しい姿勢や喋り方を体得することが出来たと思っています。また、それまでは接することのなかった熨斗体裁や季節の贈り物などの日本の文化伝統に知識が持てたことも大きかったと思っています。友達へのプレゼントなど、簡単な包装、ラッピングであれば自分で出来るようになったこともプラスだったなと思います。

お歳暮にあるいは正月用にかにはいかがですか

 

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