5年越しの景色

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5年越しの景色

2017年6月、5年以上前から念願だった銀山温泉に旅行に行きました。銀山温泉とは山形県尾花沢市にある人里離れた温泉街です。

旅行雑誌で見た雪景色の写真に心奪われ、ずっと行きたいと思っておりましたが、今まで足が遠のいていたのは、そのノスタルジックで情緒ある風景な反面、アクセスが悪く、なかなか訪れる機会がありませんでした。

付き合っている恋人が銀山温泉から車で3時間くらいの場所に住んでいるため、思い切って宿を予約して泊まりで行くことにしました。

温泉街は一般車両が通行止めとなっており、日帰りの人は温泉街の入り口にある無料駐車場に駐車します。私たちは宿を取っていたので、もう少し進んだ宿の共同駐車場を利用しました。

ただ、道が狭く、宿の送迎バス等も通るので、運転に慣れていない人や、雪の降る季節はマイカーで行くのはやはり躊躇します。駐車場も狭く、私たちの後ろの車は私たちが出ないと動かせないほど。全体的にこじんまりサイズです。

そこから徒歩で宿に向かいます。写真でよく見る風景が見えてくると、自然とテンションが上がります。銀山側を挟み、両側に旅館がずらっと並びます。まさに大正ロマン。川に多く架かる橋と、ガス灯はその象徴的な景色です。温泉街には大正ロマンの貸衣装の店もあり、身も心も雰囲気に浸ることができます。

荷物を置いたら早速温泉街を散策します。ものの15分でひとまわりできる広さです。山形県のおみやげを取りそろえたお店や、名物「はいからさんのカリーパン」のお店、レトロな喫茶店など、小さな街に魅力が凝縮されています。

 

旅館の夕食が苦手な彼のために、私たちは素泊まりプランで2人で2万円ほどの宿を予約をしました。銀山温泉の宿はピンキリですが、敷居が高いイメージがあった私はこの価格で泊まれることにびっくりしました。

しかし、素泊まりといっても近くにコンビニもない土地。どうしよう…なんて人もご安心を。温泉街には夜も営業している飲食店があります。私たちは温泉街の入り口に位置する「伊豆の華」を予約しました。

昼は蕎麦処、夕方は喫茶、夜は酒処と顔を変えて営業する食事処。築130年もの古民家を代々受け継いで営業をしてきた、風情溢れるお店です。

オススメ地酒やワイン、尾花沢スイカサイダーなどのドリンクから、山形地鶏の鉄板焼きや、蔵王チーズなど、山形の特色溢れるメニューが並びます。中でもお店イチオシが、地元尾花沢産のそば粉を使った手打ち蕎麦です。

予約していた18時に訪れると、多くが宿で夕食を取っている時間ともあり、貸し切り状態。街の夜景が一番よく見える2階の特等席をご用意いただきました。

早速彼は山形県地ビール「月山」、私はラフランスサワーで乾杯。料理は勿論お目当てのお蕎麦。

板そばと、季節限定メニューの山菜の天ぷら盛り合わせをオーダー。これだけで立派な夕食です。お蕎麦は蕎麦の風味豊かで、噛み応えがありました。

他にも何点かおつまみを頼み、堪能している間にすっかり日が落ち、ロマンティックな夜景に変わりました。街灯がつき、よりレトロ感が増します。まさにフォトジェニック!雪の季節だと更に美しいことでしょう。

この景色を見るためにずっと焦がれていた銀山温泉。まさに一生の思い出となりました。

 私たちが宿泊した土曜日は、毎週20時半から地元の方々による花笠踊りが披露されます。橋の上で繰り広げられるダイナミックな笠回しは圧巻!手拍子やかけ声で盛り上がります。こちらのパフォーマンスは、残念ながら5月~10月の開催となっております。

夜までたっぷり楽しんだ私たちは、歩いてすぐの宿に戻り、温泉に浸かってぐっすり。あちこち遊びまわる旅もいいですが、たまには温泉街だけで愉しむオトナな旅もいいもんですね。

 



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