東村アキコさんの「海月姫」は“シンデレラ・コメディー”

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1月期のドラマで面白いと思ったのは「海月姫」です。ヒットした「東京タラレバ娘」の原作者東村アキコさんのコミックのラブコメディーです。映画化されたのも知りませんでしたが,ドラマが終わったら観てみたいと思います。

第1話の話です。海月姫は、芳根京子さん演じるクラゲ好きの倉下月海が、瀬戸康史さん演じる女装している鰐淵蔵之介に出会います。

最初はいきなり男性の蔵之介が裸で格好で月海の部屋で寝ているところから始まります。瀬戸さんのファンの方にはサービスシーンかと思われます。

その後なぜそうなったのかという説明が始まります。昨日にいつも見ているショップのクラゲが他のクラゲと同じ水槽に入っているのを見てしまった月海が慌てます。

なぜならそのクラゲは月海のお気に入りのクラゲを食べてしまう恐れがあるからです。

コミュ障でもある月海がショップの店員さんに掛け合おうとしますが,相手にされず店に出されたときに蔵之介に助けてもらいます。蔵之介は「天水館」というオタク女子だけが住む月海のシェアハウスに行きます。

クラゲが無事に放流されるか見るといって行きましたが,そのまま寝てしまいました。この時点では男だとは気付いていません。朝起きて実は男だったということで,慌てて家を出て貰います。このシェアハウスは男子禁制です。

なんだか居心地の良さを感じた蔵之介は度々女装をして「天水館」に訪れます。女装した蔵之介をオタク女子「尼~ず」たちは「おしゃれな人」と言って受け入れようとしませんが,蔵之介のお土産の高級なお肉につられて鍋を囲みます。

月海が気になるのかある日,自分の家に連れて行って月海をお洒落女子に変身させます。蔵之介は近所で大臣経験者である政治家の息子で,家も豪邸です。弟がいて弟の修が偶然お洒落をした月海を見て,一目惚れをします。

蔵之介は月海が修を気になっているのも知り,修の気持ちも知り,水族館で3人で行くことにしました。クラゲを見て亡き母を思い出して泣く月海に後ろから抱きつく修を暫く離れていた蔵之介が見てしまい,胸がざわつくのです。

面白いのは「天水館」の住人たちの挙動不審かつ自分オタク分野についてはかなり博学なことを口にする演技です。セリフも演技もシュールなのです。

役者さんは松井玲奈さんや内田理央さんが演じているのですが,美しい彼女たちが全く美しくないのがまた笑えてしまいます。オタクの格好や挙動不審の演技はかなり研究しているのだと思いました。女だと思っているお洒落な蔵之介を拒否する一方で,お肉には負けてしまう所も可愛いのです。

なんといってもこのドラマの鍵になるのはキャストでしょう。私は映画を観ていないので,逆に良かったと思っています。芳根京子,瀬戸康史,工藤阿須加さんも適任だと思いました。芳根さんはやぼったい格好も様になっているというか,そこがまたいいのです。

女優さんによってはどんな格好でも美しい時があるのですが,芳根さんはやぼったい時と美しく変化した時のふり幅があります。演技が上手いと定評がありますが,私は月海は芳根さんしか今は考えられないので,ドラマが終わってから映画を観ようと思っています。

また瀬戸君の女装が美しいのです。かなり女性としていけている感じで,はっきりいってちょっと可愛い女子よりも勝っています。

芳根や天水館になぜか居心地の良さを感じるのも複雑な家庭環境にもあるので,それの寂しさのようなものも同時に上手に演じていると思います。

工藤さんも合格です。エリートっぽいところと不器用さが良く出ています。

コミカルなコミックをドラマ化して成功するかどうかは,キャストや演出によって大きく左右されますが,今のところ上手いなと私は思いました。

POINT

ドラマはおおまかに「女の子は誰だってお姫様になれる」をテーマに、“オタク女子”、“女装男子”に“童貞エリート”と、規格外に型破りなキャラクターしか登場しない舞台で、魔法使いに出会い人生が一変したシンデレラのような主人公の姿を、原作のシュールなギャグ・ワールドを生かしながら描く、新感覚の“シンデレラ・コメディー”です。

要するに女子が大好きなお話しなのです。私はシンデレラストーリーというよりも変わったキャラクターを演じるキャストとシュールさに注目です。

最後にこのドラマはフィクションですといつも通り表示されていましたが,これをノンフィクションを思う人はいないでしょうと突っ込んでしまいました。それにしても今期楽しみなドラマが出来てよかったです。

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