ある看護師からの無慈悲な一言

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数年前、ちょうど夏真っ盛りの8月中旬、わたしは熱を出しました。
お盆時期でもあり、オペレーターという職務がら会社も休めず、
病院に行くのが後回しになっていました。

わたしは「ただの夏風邪だろう」と考え、市販の薬を飲みつつ
働いていました。

しかし、熱は下がるどころか38度~40度台を維持していました。

また、熱だけでなく徐々に喉が腫れ始め、声を出すことも苦痛になっていました。

やっと土曜日になり、会社が休みになった為、
病院へ行き夏風邪と診断され、解熱剤を処方してもらいました。

わたしは土曜日、日曜日のうちに腰を据えて療養をしようかと
考えていました。

しかし、解熱剤を飲んでも熱は下がらず、ついには熱が40度以上を維持するように
なってしまいました。

さすがに連日の熱の影響で体力はかなり消耗し、なかなか体が言うことをききませんでした。

解熱剤が効かないことに不安を覚え、別の病院へ診察してもらおうと救急病院を探すべく、市が運営している病院を紹介してくれる機関へ連絡を取りました。

病院を紹介してくれる機関へ連絡し、最初はのどの痛みに耐えながら症状等を話していましたが、そのうち口がまわらなくなりました。

ここで、連絡を取っていた病院を紹介してくれる機関の方が救急車を手配すると
判断され、わたしは救急搬送されることとなりました

救急搬送された病院では簡単な診察の後、わたしはベッドに横たわり、
解熱の為に座薬が投与され、並行して点滴を受ける事となりました。

この時も熱は40度を超えていました。点滴は約1時間ぐらいでした。点滴も終わり座薬が効き始めた頃、再度熱を測ったところ、いまだ40度を超えていました。

ここで、診察をしてくれた医師からある提案がありました。「このまま入院するか、自宅療養するか。」

わたしは意識も朦朧としていた為、すぐに返事が出来ませんでした。

わたしの状態を見た医師は「今少し休むように」と告げ、一旦その場を離れました。

そのすぐ後です。近くにいた看護師からの驚くべき言葉が聞こえました。
「熱ぐらいで入院なんておかしいよね。」

看護師は複数おり、発言した看護師以外は笑っていました。

 

わたしは自分の症状を病院側である程度把握してくれているものと
考えていましたが、自分が思っている現在の自分の症状と
病院側が考えている症状には大きな違いがある事に愕然としました。

もちろん緊急入院となれば病院側の準備もあり、大変だろうと考えもしましたが
それでも、今のわたしにとってあまりにも辛辣な看護師の一言でした。

看護師の言葉を聞いたわたしはベッドから起き上がり、医師に自宅療養することを告げました。

そして診察室を出ようとしたところで倒れました。

結果、そのまま入院することとなり、1週間ほど入院しました。

入院中にわかった事でしたが、わたしは風邪ではなく急性扁桃炎でした。

入院時、わたしは個室を割り当てられ、入院中は大変手厚く看護してもらいました。

そして熱もある程度さがり退院することとなった日に入院中の費用等を清算する為、会計へ向かったところ、会計係から「入院費用は不要」と告げられました。

なぜ入院費が不要なのか理由を聞いたのですが、会計担当者は「理由は知らない。そう言われているから」とだけ回答をくれました。

もしかすると、あの看護師の一言が病院側の不可解な対応へつながったのかもしれません。



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