「督促OL修行日記」感想 どん底の状態から立ち上がれる!

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「督促OL修行日記」感想 どん底の状態から立ち上がれる!

辛い辛い仕事。お客様の誰にも「ありがとう」と感謝されず、怒鳴られ、脅迫されながらもノルマである1時間に60本の電話をかけて、なんとかしてお金を回収しなくてはならない、そんな仕事。

ストレスで続く原因不明の高熱。しかも入社以来ちっとも成績も上がらないので昼もゆっくり取れない。この本はそんな仕事についうっかり迷い込んでしまった督促OLこと榎本まみさんによるもの。

このどん底の状態から立ち上がろうとある時気持ちを切り替え、どうすればこの状況を変えることが出来るのか、そもそもお金とは何か、そして最終的には仕事の中で得られる喜びとはなんなのかまでをも勝ち取っていきます。

その過程でのノウハウの詰まった本です。 私は読みやすいように作中に挟まれている4コマ漫画をふと目にし、とりこになりました。

たまたま店頭で文庫本が平積みになっているのをたわむれにとってみたのです。出だしからして強烈だ。

「ここは強制収容所?」その横にどうみてもほのぼのおっとりした4コマ漫画がコールセンターのすさまじさを短く表しきっています。その後も「ストーカー疑惑と襲撃予告」「謎の奇病に襲われる…」「濃すぎる人間修行」と見出しを見ているだけでもハラハラドキドキ。

この人はこの状況からどうやってノウハウを見出しながら今日まで生きてこれたんだろう。そう思った時にはもう会計のレジに並んでいました。

家に帰って一気に読みました。すごい、あまりにすごすぎる。特に、長時間勤務の為に洗濯する時間もなく紙パンツで毎日出社していたのには驚きです。

今までにもいろんな自己啓発本を読んできた身としては、これまで読んだ自己啓発本がパン屋さんで買うカレーパンなのだとしたらこれは激辛唐辛子をそのまま火あぶりにしてお召し上がりくださいと言わんばかりの強烈さがあります。

そしてそこまでの内容だからこそ得られるものがたくさんありました。生きていくためにやらなくてはいけない仕事という行いがある種の修行なのだとしたら、悟りを開いたこの作者の方に励まされて一人、また一人と立ち上がれるような気がします。

一番最後に結びとして書かれる「仕事からもらった武器と盾」「あとがき」の末文にはまぎれもない強力な救いがあります。

合間合間に挟まれていく交渉のテクニックはどれも実践的なものばかりで日常生活にも転用できます。

この状況にいながら湿っぽくなることもなくどこかからっと明るいユーモアが全編にわたって満ちているところも魅力です。

読むだけで得られる知恵と勇気がここにあります。仕事にお金に行き詰まっている人に、そしてそうでない人にも是非お薦めしたいしたい一冊です。

督促OL 修行日記 (文春文庫)

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