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イチロー選手における事実上の引退ニュースに接して

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イチロー選手における事実上の引退ニュースに接して

米国のプロ野球、シアトル・マリナーズに所属するイチロー選手が、5月4日に球団会長の特別アドバイザーに就任するとのニュースが発表されました。この特殊な処置によりイチロー選手が今季、試合に出場する見込みは無くなったとのことで、事実上イチロー選手の引退とも判断されます。
ただ、報道によると、イチロー選手はマリナーズと終身契約という極めて異例な契約を結んだ状態で、今後もマリナーズに選手として帯同することも発表されています。

このニュースに接して、来るべきときが来た、という感想を持ちました。
とりあえず、マリナーズは来季の開幕戦を日本ですることが予定されており、ひょっとしたらその試合が彼の引退試合になる可能性があります。
しかし、イチロー選手がプレイする姿を再び見ることは、無いような気がしています。

思えば、これまでが出来すぎ、と言うか異常でした。
44歳でプレイし続ける、メジャーリーグ最高齢野手がイチロー選手でした。
身体能力の衰えが現れる35歳を過ぎると、引退する野手が多く表れるのが普通です。実際、イチロー選手と同じようにメジャーリーグで活躍した松井秀喜や川崎宗則、城島健司ら野手は、彼より年少ながら既に引退しています。
彼の引退を悲しむよりも、これまでプレイ出来たということを、喜ぶべきなのかもしれません。

ただ、このニュースにおいて幸せだったのは、イチロー選手に悲壮感がない点です。
可能性としては来季以降に活躍できる可能性は残されており、そこに向けてトレーニングを続ける意向を彼は示しています。記者会見の模様を眺めていると、野球という競技を探求し続けようとする求道者のような印象を受け、やはりイチロー選手の凄まじさを感じずにはいられませんでした。

でも、ひとつだけ残念だったのは、エンジェルスに所属する大谷翔平選手との対戦が実現しなかった点です。
この発表の直後には、マリナーズ対エンジェルスの3連戦が控えていました。投打2刀流で目覚ましい活躍を続ける大谷選手との直接対決が見られたに違いなく、そこだけが心残りです。
もし直接対決が実現していたら、まさにレジェンド対決となっていたことは間違いなく、後世に残る名シーンとなっていたと思われるのです。