『三国志』感想  出てくる武将が魅力あふている

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今日お薦めしたい小説は吉川英治の『三国志』です。 歴史小説としては1巻から8巻と長編の小説となっていますが、しっかりと歴史に忠実に作られています。

物語は劉備の話から始まり、そこから黄巾の乱を鎮める話になっていきます。

この部分はほぼ劉備が主人公として話が進んでいきます。曹操や孫権などの話も出てきますが、それは歴史の転換期や話のストーリーを繋げるために出てくる感じです。

三国志演義に近い内容となっている話でもありますが、当時の三国志の流れや出来事、どんな武将が出てくるのかなどが良くわかるので、私は読んでいてとても面白かったです。

そんな三国志で私が特に面白いと思った内容は、赤壁の戦いの場面です。 三国志でも有名な戦いとされて、見どころの場面です。

ここの面白い点は曹操がほぼ中華の覇権を握り、孫権と劉備のいる呉に攻撃を仕掛けて来ます。

この時の曹操の軍はすでに80万近い軍隊を持って呉に攻めかかって来ました。 この時、劉備はまだ領土を持っておらず、呉に避難していました。

POINT

孫権の呉は降伏を曹操から勧められますが、交戦の選択肢を取り、劉備も呉に協力することにします。しかし、孫権の軍と劉備の軍を合わせても8万ほどの数にしかならず、孫権と劉備の連合軍8万対曹操80万の軍の戦いになりました。

この数を見ると圧倒的に孫権と劉備の連合軍は不利で勝ち目のない戦いに見えますが、劉備軍の軍師孔明と呉の軍師周瑜は知恵を働かせます。

そしてこの苦境をいろんなアイデアを持って乗り越えて行くところはとても面白く、改めて孔明と周瑜の知恵はすごいなと思います。

少し誇張しているところもあると思いますが、実際にこの苦境を打破したのは事実です。ここでの孔明と周瑜の作戦と武将達の働きはとても緊迫感があり見どころです。

POINT

また三国志も7巻になると関羽、張飛、曹操、劉備等主要な人物がいなくなり、孔明の活躍がメーンになってきます。とくに南蛮攻めでの南蛮王孟獲を7回生け捕り、その度孟獲に悪態をつかれても許しついに改心させてしまうのには感服しました。

三国志は多くの人に人気がある小説ですが、普通に三国志を読むと話が複雑で分からなくなることもあります。

しかし、この吉川英治の三国志は全体的に内容を分かりやすく書いているので、三国志の魅力がより理解できるのではと思います。

歴史の話ですが、出てくる武将のキャラや彼らのやりとりは人としての魅力がとてもあるので、歴史好きでない人もおもしろく感じるのではと思います。歴史の小説としてお薦めします。

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