私は、今から4年前オンライン予約を利用して四日間で15万ほどで海外ツアーの旅行でインドに行ってきました。
旅行の目的は、市街地の観光やインドの指折りの観光地のガンジス川を見に行くことでした。
時期は、インドでは乾季に当たる12月でした。飛行機はエアインディアというインドの飛行機でした。
飛行時間は成田空港からデリー空港まで約10時間ほどで、窮屈なシートでの長時間の移動は大変でした。
また、当たり前ですがCAは英語かヒンディー語しか通じなかったので言葉の壁を感じました。
デリー空港に着いてまず私が感じたのは、インドの人の多さでした。日本の空港とは比べ物にならないくらいロビーに人が常にいて、皆こちらをじろじろ見てくるのが印象的でした。
また、インドの空気はどことなくお香の香りがして、仏教の発祥の地に来たという実感が湧いてきました。
しかし、高級ブランドに身を包む人がいる中、物乞いをする人たちがいたるところに居て、仏教誕生の後に台頭したヒンズー教のカースト制度がいまだに色濃く残っていることを目の当たりにし残念に思いました。
インドのオフィス街はIT関係の建物が多くありましたが、一歩田舎に足を踏み入れると、壁に牛の糞を塗った家や粗末なレンガや藁の家が目立ちました。
私は、これらの事からインドという国が、世界有数のIT大国という近未来の要素と、昔と変わらぬ伝統的な生活様式が混在する不思議な国であることを知り、その魅力にどんどん魅了されていきました。
インドの人々は、好奇心旺盛で人懐っこい方が多く、とりわけ日本人は歓迎される傾向にあり嬉しかったです。( ^∇^)
食事は殆どレストランやホテルのバイキングでした。味付けは殆どがカレー味でしたが、チキン、豆、野菜、マトンなど常に様々なカレーが用意されていて、飽きることはありませんでした。
そして、インド人のカレーを愛する気持ちが伝わってきました。他にも、ナンやチャパティーも日本の物より油が少なく、シンプルな味付けでおいしかったです。
また、チキンは概ね日本の物より歯ごたえがあり、スパイスがきいた味付けで病みつきになりました。
三日目の朝、我々はガンジス川を訪問しました。早朝にも関わらず、多くの巡礼者が来ていて、オレンジ色の着物を着た聖者のような人が沢山いました。
我々は、朝日が出る前にボートに乗り、ガンジス川を下っていくと次第にお日様が見えてきました。沐浴をする人や瞑想をするインド人を横目に見ながらガンジス川の上から見る朝日はとても幻想的で、感動の涙が止まりませんでした。
小さいころからのあこがれの地をこの目で見ることができ一生の思い出になりました。
インドでは、野生の動物が道端でみられ、犬やヤギとともに牛が良く見られました。
ただ、ヒンズー教の国であるインドでは、牛は神聖な生き物なので叩いたり、勝手に触ったりしない方がよさそうです。
また、インドにはスリやひったくりはあまりいませんが、しつこいもの売りはどこでもいるので浪費しないよう注意が必要です。
インドという国は、良く言えばおおらかでのんびりした国かもしれませんが、悪く言うと時間にルーズで何事もいい加減な国かもしれません。
そのため、インドという国は綺麗好きで律儀な性格の方は向いていませんが、細かいことを気にせず、インドの緩い雰囲気を楽しめる方にはお勧めです。