私は、2005年、カナダのイエローナイフを旅行しました。
イエローナイフは世界でも有数のオーロラ鑑賞スポットです。私はそこで、たった3泊5日の滞在で、生まれて初めてオーロラを見ることができました。
イエローナイフは、日本からはバンクーバー→エドモントン→イエローナイフと乗り継いでいく、カナダ北部の小さな都市です。
アラスカなどと並び「オーロラベルト」の中に位置する、オーロラが出現率の高い都市です。
オーロラ鑑賞は、明るい街の中心部から、人里離れた暗い森のロッジの方へ移動して行います。
私の場合、1日目は曇りで見えなかったのですが、2日目にはっきりと、夜中見ることができました。
初めてオーロラが見えたとき、一緒にいた観光客と、手を取り合って喜びました。
空にカーテンのようにひらひらと舞う、緑や黄色に光るオーロラの美しさは、言葉では言い表せない感動体験です。
ロッジでは「カリブー(トナカイ)の肉を使ったシチュー」など、珍しい食べ物もいただきました。
また、イエローナイフにはグレートスレーブレイクという大きな湖があります。冬に訪れれば、そこで犬ぞりなども体験できるそうです。
私は湖に浮かぶ「Hide away island」という無人島を船で訪れました。
そこで、現地ガイドさんに「バノック」という先住民の伝統料理で、揚げたパンのような料理を作っていただきました。もちろん、メープルシロップをたくさんかけていただきました。
イエローナイフの自然は、北極近くに位置するだけあり、葉は黄色で覆われ、ゴツゴツとした岩場が多いです。
食べ物は典型的な欧米食で、ホテルの食事は、ステーキやマッシュポテトがメインでした。街には、ケンタッキーなど、日本でも見慣れたファーストフード店もあります。
費用は、5月出発のパッケージで、3泊5日19万円でした。
少し失敗したなと思うことは、これだけ日本から遠く、乗り継ぎの大変さにもかかわらず、日本人観光客がたくさんいたことです。
最後のエドモントン発イエローナイフ着の飛行機に乗っていた乗客は、9割くらい日本人で、びっくりしました。
また、イエローナイフの街も「ようこそイエローナイフへ!」
という垂れ幕が、各電柱に「日本語」でかかっているほど、日本人用に観光化されています。
オーロラ鑑賞も、さまざまなホテルに宿泊している観光客をバスでピックアップしていくのですが、なんと全員日本人でした。
オーロラ鑑賞にはとてもいい街ですが、海外で味わう「非日常気分」はやや薄れます。
ガイドさんの話では、アメリカ人でオーロラを観たい人は、アラスカに行ってしまうので、このように日本人が多いのだそうです。
イエローナイフは、3日間の滞在で、オーロラ遭遇率が95パーセントと言われています。
オーロラに遭遇できるかは「天気との勝負」です。雲さえなければ、その雲の上にはオーロラが輝いています。
ツアー出発日が近づいて来たら、インターネットなどで、現地の天気予報をよく見ておくことをおすすめします。
郊外のオーロラ鑑賞スポットでは、色んな野生動物に遭遇したり、先住民の方と話す機会があったり、先住民の珍しい料理をいただいたり、他にも楽しめるアクティビティがあります。
オーロラ鑑賞も素敵な体験ですが、天候で観られない日は、ここでしか味わえない感動体験がたくさんありますよ。
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