私が今まで感動して一生の思い出になった場所は「マチュピチュ遺跡」です。
マチュピチュはピラミッドと並んでもっとも有名な世界遺産とも言われていて、子供のころインカ文明の謎というようなタイトルの歴史番組のテレビなどを見て、死ぬ前に一度は行ってみたい場所だと常々思っていました。
今から2年ほど前、仕事を転職するために一時的に今の会社を退職しようと考えた時、子供の頃にTVで見たあの場所に行くのは今じゃないか!と思い立ち、仕事を辞めて南米にバックパッカー旅行をすることに決めました。
行った時期は南米は南半球にあるので日本とは季節が逆なので、基本的には1月から3月ごろがシーズンだと言われているので2月に南米に行くことにしました。
ペルーには隣のボリビア側から入ったので、世界一標高の高い場所にある湖のチチカカ湖があるプーノからクスコに入りました。
マチュピチュは山の上にある遺跡でアクセスが非常に悪くて、一度クスコという近くの大きな街に入って、そこからツアーや列車などで行く必要があります。
列車だと1時間ほどかけて行けるのですが、値段が2万円以上もして高かったので私は節約して乗り合いバンで行くことにしました。
乗り合いバンだと5時間ほどかけて山あいの細道を通って、マチュピチュの手前まで行くので、そこから歩きでさらに3時間ほどかけて行くという強行ルートでした。
道も平坦なものではなくてトレッキングのような山道なのですが、他にもいろいろな国からマチュピチュを目指して同じように歩いている人たちと道中仲良くなり、話しながら歩いていたらあっという間に村に着きました。
しかし、お目当てのマチュピチュ遺跡はこの村からさらに車で30分ほどの離れた場所にあるため、今日はこの村で1泊することに。
節約旅行なので1泊700円くらいの宿に泊まったんですが、そこはwifiはないし、シャワーは冷たいし疲れが全然とれませんでした。
しかし次の日は朝5時に起きマチュピチュ遺跡まで歩いていくことに。
歩きだとつづら折りの舗装された道路を一直線にショートカットしていく道なのですが、かなりの急斜面できつく遺跡に着く前に引き返そうかと何度も頭を過りました。
その後1時間かけて遺跡の入り口に着くと、そこにはあの小さな頃TVで見たマチュピチュの景色が目の前に広がっていました。
500年以上も前に栄えたが、今の科学をもってしても未だ何のためにこの遺跡が存在していたのか、解明されていないという世界でも有数な謎のスポットにいるということで感動に震えました。
しかも、人里離れた場所にあるため遺跡の保存状態も良くて、石垣をピッタリと隙間なく詰められて作られた門や水が流れる溝の跡など、旅から戻った今でもハッキリとその時の様子を思い出すことができ、きっと日本にいたらこんな経験は出来ないんだなっと再確認しました。
かかった費用は、日本から南米までの飛行機代が約24万円、南米旅行で使った移動費約4万円、食費約3万円、お土産や生活費など約10万円といったところです。
耳寄りな情報は、マチュピチュの近くの村は本当に小さな村なので、食料など売っている物が高いです。
もし事前に分かっていたらクスコで買い溜めしてから行った方が良いです。
またワイナピチュ山に登るのなら事前チケットが必要なので、クスコのチケットセンターで買っておくと良いと思います。
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