参議院の定数を増やす公職選挙法改正案が国会で成立

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参議院の定数を増やす公職選挙法改正案が国会で成立

7月18日に、国会で公職選挙法改正案が成立したとの報道が、ヤフーニュースに配信されました。この改正案の主な内容は、参議院の定数を6名増員し、比例代表名簿の一部を拘束式の上位特定枠にして、拘束名簿に氏名が搭載された立候補者は高い確率で当選を確実なものとするという内容となっています。

また、1票の価値の不平等を改善するために、埼玉選挙区の定数を現在の6名から8名に増員する措置も盛り込まれています。
今回の公職選挙法改正案は、6月中旬に入ってから国会に上程されましたが、わずか1ヶ月間で参議院と衆議院の両方で賛成多数で可決成立したのでした。

過去における、1票の価値を是正することを目的とする公職選挙法改正の議論においては、定数削減も盛り込まれていたためか、国会で議論が始まってから2年や3年経過しても与野党間でまったく結論がでない状況が状態化していました。ところが、今回の参議院を対象とした公職選挙法改正案については、自民党単独で案が提示され、わずか1ヶ月で簡単に国会で成立してしまったのでした。

あまりに短期間であっさり国会で成立したため、私は驚きました。テレビでのニュース番組を見ると、野党第一党の立憲民主党などは記者会見で反対を表明していました。しかし、カジノ法案の成立などの対する抵抗と比べると、まったく抵抗を示すことなく、粛々と公職選挙法改正案は成立してしまったかのように感じます。

正直言って、日本の総人口は減少傾向にあるのですから、国会の定数を増やすことは不思議なことであり、違和感を感じさせられます。国会議員が6名増えると、それだけ税金からの支出額も増加することになります。

それでも野党は、少しだけ記者会見で反対姿勢を示しただけで、法案を通してしまったのでした。
野党が徹底抗戦せずに簡単に法案をとおした理由としては、埼玉選挙区の定数増を挙げることができると思います。埼玉県は、立憲民主党の枝野代表が固い地盤を築き上げている土地です。この選挙区の定数が3から4に増えるわけですから、立憲民主党の獲得議席が1から2に増える確率が高まります。この点を踏まえて、立憲民主党は徹底抗戦をしなかったのだと思います。

また、前回の参議院選挙から選挙区が合区された島根県と鳥取県、高知県、徳島県からそれぞれ議員を選出したいがために、比例代表選挙の名簿の一部を拘束式の特定上位枠とすることによって、必ず合区された4つの県から参議院議員が選出されるように取り計らったことも違和感を感じます。

今回の公職選挙法改正案の短期間での成立については、野党がまったく抵抗活動をせず、新聞社やテレビ局も法案に反対する報道をおこなわなかったため、いろいろと疑念を感じさせられた次第です。

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