富田林署から容疑者が逃走中

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富田林署から容疑者が逃走中

先日大阪府にある富田林署から容疑者が逃走したとの報道がなされました。容疑者は、性犯罪などの容疑で逮捕され、身柄を拘束中でしたが、面会室で弁護士と面会をし、「面会が終わったことは自分が署員に伝える」と虚偽の説明をして脱走した模様です。

このときの報道内容で驚いたことは、警察官がひとりも面会に立ち会っていなかったことです。このため、容疑者が脱走した事実に富田林署の警察官が気がついたのは、脱走から約1時間経過してからとのことです。

つまり、面会していた弁護士が大声で警察官を呼ぶこともしなかったのだと思います。警察官の「ぼんやり」には呆れてしまいますが、それと同時に弁護士の対応力の低さにも呆れ果ててしまいます。

私は以前、上場企業で株主総会の運営の仕事を担当していたため、警察署の建物の内部に何回か入ったことがあります。そのときに私が感じた警察署についての印象は、ひとことで言えば「きわめてアナログ」ということでした。

廊下にはロッカーが無造作に置かれ、ロッカーの上には山のように書類が積まれていました。また、室内に入ると警察官たちの机がありましたが、机の上にはパソコンがありませんでした。つまり、彼ら警察官はパソコンを使うことなく仕事をしているのです。

捜査情報の共有や、報告書の作成や提出を、すべて紙にボールペンで書き、紙で提出しているのです。日本全国の警察署がインターネット上のネットワークで接続されておらず、捜査情報などが共有されていないのだろうと一目でわかり、愕然とさせられました。

このような職場環境で仕事をしていたら、仕事の進め方がきわめてルーズになるであろうことは、おのずと推測できます。おそらく、富田林署の警察官は、これまでも容疑者と弁護士の面会で何も問題が発生したことはなかったため、その場で立ち合う必要はないと判断していたのだと思います。

ところが、容疑者がいとも簡単に脱走できてしまったため、今頃は富田林署の警察官たちは慌てふためいて捜索活動を行っていると思います。おまけに、脱走した容疑者は、性犯罪容疑で逮捕された人間なのです。逃走中に、再び女性に対して性犯罪を犯したならば、警察庁に対する国民の怒りは沸騰することになると思います。

それと、もう一点気になる点があります。それは、犯人が逃走した場合は、これだけインターネットが発達している社会なのですから、地震速報や天災に関する情報と同様に、即座にヤフーのトップ画面に情報が表示されたり、携帯端末のバイブレーターが作動する仕組みを構築できないものかと思った次第です。とにかく必死になって、犯人逮捕に向けて努力してほしいと思います。



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