KYBの事件から思うこと

calendar

愛知県本庁舎など11件で不正製品 KYB、疑い含め70件公表

今回の事件に限らず日本の物づくりの根幹が問われている。現在の日本人経営者は短期的な売り上げに終始するというのが目立つ。派遣社員などの非正規を雇い、慧眼を凝らしてものづくりを作るという思考がない。実は品質保証を経験している事から、こうした工場などの物づくりについての問題とは、品質保証を担当している人はよく理解している筈だ。

例えば製品を出すときに出せば売り上げになります。しかし品質検査で重大な事、あるいは問題が発生した場合、この製品を止めるのが品質保証の役割です。問題は品質に欠陥があるあるいは、どうしても解決できない場合については、相手側とよく話し合い、対策を講じた上で出荷するという事をしなければならない。これには大変時間がかかる。

ある製品に問題が発生し、それを相手の会社で会議で採決を仰ぎその結果を今度は会社側に通達し、対策として現場で教育する。製品があがり出荷となりますが、おおよそ一か月とかそれくらいはどうしてもかかります。その間ラインは止められないし、他の製品を作れればいいんですが、そうじゃない会社は品質保証の静止を振り切って出荷してしまう事はありうるし現実、私の勤めていた会社では往々にありました。結果、信用を失い年々数量を減らされるという事になっていきました。品質保証としては”仕事がなくなってしまう”というのは、現場で働いている人にたいして大変申し訳ないし、品質保証は会社で上の人とどうしても闘わなくてはなりません。信用と売り上げをつまりアクセルとブレーキの役割で言えば、品質保証はブレーキをかけて会社の安全運転をコントロールしなければならない。それが機能してないとこうした問題が起きるのです。

しかし最近の社長とは雇われ屋が多く、実は銀行員の天下りが社長をやっていたりします。金融知識には長けていても、モノづくりをしたことはありません。そうした特に熱意がある人が社長をしている訳じゃないのです。経営が苦しくなれば、非正規は簡単に解雇です。生産が回復し、いざものづくりを再開しようとしたら、スキルの低い人を新人でまた雇って一から教える。非常に悪循環で現場は混乱。しかしそうした社長には、そうした現場の苦労は一切解りません。現場の話が上にくみ取られないような今の日本の、生産体制というのは世界から信用を失っていくと私は思います。

スポンサーリンク

安心のパートナー、消費者金融のアルクは即日融資です!

ランキングに参加しています。下のバナーを押していただけると大変嬉しいです。 ヾ(*´∀`*)ノ



この記事をシェアする