安田純平さんを巡る様々な意見

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シリアの武装勢力によって拘束されていたフリージャーナリストの安田純平さんが解放されました。
実に3年以上にわたって拘束状態に置かれていて、本人は当然のこととして、ご家族の心労も大変なことだったでしょう。

無事に解放されたニュースは、言うまでもなく喜ぶべきことです。
しかし国内では、無事の解放を喜ぶ声と共に、安田さんに対するバッシングも起こっています。

危険地帯に飛び込んで武装勢力に拘束されたことを自己責任として捉える論調も多いようです。
政府に多くの労力をかけさせたことに対する批判もあります。

しかし、政府が国民の命を守るために全力を尽くすのは当然のことです。
この場合には自己責任論とは関係がなく、危険にさらされた国民の保護は政府の最も大切な役割の一つです。

金銭と人命は比べようがなく、何よりも増して人命が優先されるのは言うまでもないことだからです。

また、バッシングの一方で、安田さんに対する擁護の声も高まっています。
ジャーナリストが危険の高い場所を取材をするのは、ジャーナリスト精神として尊敬されるべき事だという意見です。

実際にそれは勇気のいることですし、使命感に燃えなければできないことでもあります。
ジャーナリストの取材によって、我々は今まで知ることのできなかった情報に接することができます。

問題を白日のもとにさらし、世論を喚起して、理不尽な状況を正していこうとするのはジャーナリストの大切な使命です。
多くの人が知りえない場所で取材をすることによって、本当に何が起こっているのかを突き止めることができます。

理不尽な状況に苦しんでいる人々のことを我々は知ることができ、それを正して行こうとする意見が高まっていきます。
戦闘地域のような危険地帯での取材は、ジャーナリストに何かあった場合の責任が問われるため大手のジャーナリズムでは難しい面もあるようです。

それをフリージャーナリストが代わりに行っているという部分があり、使命感は賞賛されるべきものです。
もちろん、結果的に武装勢力に捕らわれてしまったのは、ミスと言われればそれまでです。

冷静な形での批判はいいにしても、あからさまな中傷や感情論、事実に基づかない憶測は控えるべきなのは当然です。

一方で、本人の意図に反して今回のことで迷惑をかけてしまった部分に関しては、本人がこれまでの取材で得た情報を広く伝えることによってお返ししていくこともできるでしょう。
また自己責任という部分も、表に現れたところだけではなく、本質的な部分を見る必要があると考えます。

自分自身が行った行動に対して自分で責任を取るのが自己責任ですが、世の中にある不正を正していくのもそれぞれの責任という見方ができます。
不正を改めることもそうですし、各自が自分の持ち場で住みやすい状況を作っていくというのは大切なことです。

それに対して行動していくこともまた自己責任を果たしているという意味に考えることもできます。

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