横浜FCの至宝、いえ日本の宝としても絶大なる存在感を示しているサッカー界のレジェンドといえばカズこと三浦知良選手です。
51歳でも現役という信じられない現実に立ち向かい、もう誰も止められない域に達している三浦選手が、今回敵地に乗り込んでのV・ファーレン長崎との開幕戦で、19人目という立場でベンチ外となりました。
とはいえ遠征には同行し、サポートの側に回っています。最終的にメンバーリスト18人に名前が入らなかったことで、51歳11カ月29日のJリーグ最年長出場記録は更新はなりませんでした。
最年長ゴールなど、最年長がつく記録を塗り替え続けるレジェンドですが、誰よりもサッカーへの情熱を持ち続け、自分のしたいことを納得がいくまでトライし続ける姿は多くの同世代、50代また40代の人たちを始め、あらゆる世代の人たちに励みを与えています。
三浦知良選手のこうしたニュースですが、情熱だけではなく、メンタルの強さ、そしてプレーの質というよりも、プレーができるだけの体、コンディションを持っていることが凄いことであり、ケガに強い体づくりができていることが驚嘆すべきことです。
51歳でプレーをし続けるというのは、チームにとって良いのかどうかという点についてはいろいろな意見があります。
一般の会社では、古い考え方をしている人たちを排除して、世代交代が叫ばれ、それをすることが改革である、そんな企業の取り組みをしているところがあります。
若い経営者は時代のリーダーとか改革者のように見なされることさえありますが、いつまでも現役のままでいる、ベテランが居座り続けることはマイナスになるのでしょうか。
カズのように存在そのものに価値があり、たとえ良いプレーができなくても、そこにいるだけでみんなに勇気を与えることができる、またチームを盛り上げてくれるのであれば、それだけでも戦力とみなすことができるに違いありません。
そして中年になっても、ボールを追いかけ続ける、少年のような心を持ち続ける姿というのは、若い人たちに純粋さを持つことの大切さや、技術や器用さでうまくやりくりするよりも、一生懸命に取り組むことの重要さを教えてくれるような気がします。
そうした面でベテランの存在は大きく、カズはそのような立場にあります。
会社においても、定年退職をせずに居座り続ける人たちがいても、その人たちがいることで、会社としてはメリットがあると感じているのかもしれません。
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