花粉症の方にとっては鬱な時期ですが、多くの方を悩ましている花粉にもいいことがあります。
花粉症にはがん予防の効果があるかもしれないのです。花粉症やぜんそくなどのアレルギー疾患は通常無害な物質に対して過剰に免疫が反応しています。
日本人2~3割は花粉症とされていて、2006年の東京都の調査によれば、都民28%が花粉症と推定されています。
そして花粉症などアレルギー症状があるかたは、アレルギー症状ない人に比べて癌などの発症リスクが低下するようです。
花粉症の方はすい臓がんのリスクが57%低下します。
また複数のアレルギー症状がある方で、こうした恩恵は大きい模様で、2万人以上の女性対象にアレルギー症状と大腸がんの関係調べてみたら、花粉症などアレルギー症状を1つだけもつかたより、2つ以上の人で大腸がん発症リスクが大きく低下するのがわかりました。
アレルギー疾患は予防以外に癌によっては発症後の進行抑える効果あるかもしれないです。
そして別の研究では花粉症など症状ある方は大腸がんの死亡率が低下することを発見しました。
花粉症はよく知られてますが、本来無害な花粉を免疫システムが撃退すべき外的と誤解して過剰反応して引き起こされるのです。
そして、この花粉症などアレルギー症状における免疫システム過剰反応は他方、免疫システム監視機能の強化を意味して、これががん発症を防ぐ効果もたらすのだと考えられます。
そして、1つの細胞がガン化しても通常免疫システムがガン化した異常細胞を見つけて破壊して、がん細胞の多くは排除されますが、ガン細胞が免疫系の監視をくぐったり、免疫系の機能低下で破壊されなくなると、がん細胞は増殖して固まって、免疫システムで破壊困難となるのです。
花粉症の過剰な免疫はがん化した異常細胞をまとめ発見して破壊してくれると期待されます。
でも残念なことにすべてのがんに予防効果あるのではなくて、肺がんと乳がんには予防効果は見られません。どうも特定の部位に関連するメカニズムがあるみたいです。
今年の花粉量は昨春に比べて、北海道から関東甲信、東海にかけては少ない傾向ですが、北陸では多いか、やや多い見込みです。
少ないといっても花粉症の症状を起こすのには十分の量の花粉が飛ぶといったことなのです。
花粉症の方は準備怠りなくまた花粉症でない人も突如発症したりしますから、油断しないようにしましょう。
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