母親が詐欺にあってしまった体験談

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母親が詐欺にあってしまった体験談

私が20代後半になって、母親が私の結婚について心配してお見合いの話などを持ってきたことがあります。

でも私は結婚相手は自分で見つけたいと思って、お見合いの話はすべて断っていました。

・母親にプロポーズを報告する

そんな時に私はあるキッカケで出会った男性とお付き合いするようになって、その男性からプロポーズもされました。

でもそれを母親に報告すると、あまり嬉しそうではありませんでした。

なぜならその男性にはちょっとした事情があったので、それを知った母親は私のことを心配してその結婚に対してあんまり良い顔をしなかったようです。

それでも私の年齢のことなどを考えて、少しずつ私たちの結婚に理解を示してくれるようになって行きました。

・母親が高級な羽毛布団を購入

そんな時に実家に高級な羽毛布団のセールスマンが訪ねて来ました。

そして母親に「何か心配なことなどありませんか?」と問いかけたようです。

すると母親はそのセールスマンに「娘が結婚しようとしているけど、ちょっと事情があるので心配している」と伝えてしまったのです。

するとそのセールスマンは「この質の良い羽毛布団を購入して娘さんの結婚の際のプレゼントとしてあげたら、娘さんは幸せな結婚をすることが出来る」と母親に言ったそうです。

それを聞いた母親は私が幸せになることが出来るなら、とその高級な羽毛布団を購入してしまったのです。それは法外な値段だったようです。

それでも母親は心配している私が幸せな結婚をすることが出来るのなら、と色々なところからお金をかき集めて必死にその羽毛布団を購入したのです。

・母親は寝込んでしまった

でもその後、その高級羽毛布団の会社は詐欺をする会社だということが分かりました。

それを知った母親はとてもショックを受けて、後悔する日々を送ったようです。

そしてそんな馬鹿なことをしてしまった母親のことを知った父親は、母親を責めました。

そして母親は後悔と怒りのために、一時期は寝込んでしまいました。

私はそれを後から聞いて、とてもショックを受けました。

母親が私の幸せな結婚を願ってくれる気持ちは嬉しかったのですが、そんな母親の気持ちを巧みに利用して詐欺の商品を売りつけた業者に本当に腹が立ちました。

それが原因ではないのですが、私の結婚も破談となりましたので、その母親が高値で購入した羽毛布団も必要ではなくなってしまいました。

・まとめ

母親はその後、その詐欺の経験がトラウマになって、知らない人が家に訪ねて来ても居留守を使うようになりました。

優しい母親はセールスの話を聞くと、つい買ってあげようという気持ちになってしまうのです。

なので最初から話も聞かない方が良いと、知り合いの人が来たとき以外は玄関のドアを開けないようにしているようです。その方が私も安心です。

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