人生初の就職先は、散々な会社でした

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人生初の就職先は、散々な会社でした

これは私が初めて勤めた会社の話です。
ハローワークの求人票から申込み、試験、面接をクリアして無事採用されました。
最初に驚いたのは、勤めはじめてから数日後、教育係の方と求人票についてお話ししていたときのことです。
「生理休暇に、産休取得?? うちでそんなの取得した人一人も居ないよ」
どちらも取得する予定はありませんでしたが、初めての就職だったため、求人票の条件と全く異なる内容を聞いてびっくりしました。
でもこれは序の口だったのです。

【有給休暇がとれない】

勤め始めて半年後、有給休暇が申請できるようになりました。
でもそれは見せかけで、実際には有給休暇と同じ分だけの残業代(つまり一日8時間労働とすると8時間分の残業代)を会社に返還しなければならないというシステムでした。
ここで一つ問題があります。
私の業種は残業した時間数分残業代が戴けるシステムではなく、お客様の発注金額により残業代が決まるというシステムでした。
つまりお客様の発注が残業せずに済む程度の作業量だと、有給は一日も取得できないのです。
これでは「有給」ではなく「代休」です。
不景気な頃でしたので、実際の発注額も残業代はほぼ無い状態でした。
そのため私は勤めている間一度も有給を取得できたことはありません。

【体調不良でも有給は取れない】

どんなに健康な方でも、長年勤めれば体調不良で休むこともあるかと思います。
先に記したとおり、有給が取得できる会社では無かったので、体調不良の場合は「欠勤」扱いです。
そうなると皆勤手当はつかなくなります。
さらに不思議なことに、昇給時に金額が上がるのは「資格手当」や「皆勤手当」ばかりだったので(基本給が上がったことは一度もありません)、一度の欠勤がどれだけ給料に響くかお分かり頂けるかと思います。

【ただしトップと仲の良い人は別口】

事務所のトップ(部長クラス)の方とプライベートでも仲の良い方がいらっしゃって、その方は部長の平日ゴルフのお供に度々付き合っていましたが、有給扱いでした。当然部長自身もです。
監査などありませんでしたから、好き放題だったのでしょう。

【倒れるまで罵倒される】

トップの方は、度々大人しい社員の方を狙って呼び出し、定期的に事務所で罵倒するのが日課でした。
内容はお粗末なもので、お前の声は小さくて年配には聞こえないだの、着替えのスーツのバリエーションを増やせだの、罵倒するほどのことか?!と呆れるような内容ばかりです。
ある日、いつもと同じように新入社員を罵倒していたところ、新入社員の方が意識をなくしてバッタリ倒れてしまいました。
さしものトップも慌てて助け起こし、ソファーまで運んで休ませました。
これで少しは罵倒も減るかと思ったのですがその3日後、全く反省の色もみせず別の社員を罵倒していました。
まだまだエピソードはつきませんが、これが私が勤めていた酷い会社です。
セクハラに他社からの賄賂、申請書類のごまかしなど本当に酷いところでした。
皆様もお気をつけください。

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