ローンの督促に怯える日々

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ローンの督促に怯える日々

私がローンを組んだのは、生活が厳しいからで、決して贅沢をしたいからではありませんでした。
でも、周囲の人からはまるで浪費家のように見られることがあって、正直、精神的に辛いと感じることもありました。
災害などが原因で給料が遅れたりしたために、やむなく借金をしたのですが、そのことを説明してもなかなかわかってはもらえませんでした。

それでも、ローンを順調に払えているときには良かったんです。
それが、次第に指定日に払うことが難しくなってきました。
やはり、第一に払う必要があるのは家賃です。
住むところがなくては仕事ができませんし、生きていくさえ難しいです。
そして、食費も削れるだけ削りましたが、やはり限界があります。
光熱費も、なんとか待ってもらったりして、なんとか払ってきている状態です。

ローンの支払いは、一週間ぐらい遅れても問題はないのですが、2週間ぐらい遅れると、督促のハガキが届いたり、電話が来るんです。
それが、精神的にはかなり辛いんです。
本当は、こちらから連絡をして、遅れる旨を伝えなくてはいけないのですが、どうしても先伸ばしにしてしまうんです。
心のどこかで、このまま気づかれたくないという気持ちが働くんだと思うんです。
ですが、やはり連絡はきて、その度に平謝りするはめになるんです。

受話器を握りしめて謝る度に、情けなくて惨めで、できたらなにもかも捨てて逃げ出したくなってしまいます。
ですが、そうはできないというのも事実なのです。
私としては、もちろん支払う気持ちはあるんです。
でも、督促状が届く度に責められているような気になって辛くなります。
特に電話は、相手と会話をしなくてはいけないので、とても緊張しますし、払わないことを叱られるのではないかという、不安や恐怖を感じてしまうのです。

とりあえず、次の支払日の前までは払うと言うと、待ってはもらえるんです。
相手の女性も「わかりました。お待ちしています」とにこやかな声で電話を切るのですが、その度に罪悪感で落ち込んでしまいます。
相手に迷惑をかけていると思うと、申し訳なさで一杯になってしまいます。
そのせいか、ポストを見ようとしたり、電話のベルの音が鳴るとビクッと体が反応するんです。
そして、督促ではないとわかったときには、身体中の力が抜けてしまいます。

正直言って、もうこんな生活はしたくありません。
できたら、もっと落ち着いた生活がしたいと考えています。
もう、ポストを見る度に落ち込んだり、電話で何度も謝罪するような生活はしたくありません。

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