こんなにケチな人だったとは

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こんなにケチな人だったとは

私のまわりのドケチな人の節約ぶりとして、今回の記事で紹介したいのは、お恥ずかしながら私の主人です。お恥ずかしながらと言いつつ、最初は確かに恥ずかしかったのですが、その徹底ぶりに最近では脱帽し、今では尊敬の域にまで達していると共に、一緒に応援しています。どれほどケチなのか、以下に紹介していきたいと思います。

夫と知り合ったころには、見晴らしの良いホテルの最上階の高級レストランや高そうな料亭などに連れてってもらって、結婚後もワクワクしていましたが、よくありがちな釣った魚にはエサはやらないと言うもので、実際に結婚して
からは、気が付けばガストや吉野家やすき家などの超低コストなチェーン店の食事処ばかりになりました。

現実はこんなものかと諦めていると、夫のドケチぶりは更に拍車がかかりました。きっかけは度重なる消費税増税や働き方改革でした。始まりは消費税5%が8%に上がった時で、その頃ぐらいから電気代にうるさくなり、使わない電気を無言でパチパチ消すようになりました。これだけでもかなりうざかったのですが、買い物も一緒に行ってくれて助かると思いきや、実は行った先でとにかく安いものを探しまくり、果ては、レシートの割引やポイントもマメにチェックし始めました。

そして、立て続けにきた消費税8%から10%で完全に夫はドケチ人間になりました。夫のドケチの最初に提案してきてビックリしたのが、夫のお小遣いゼロ円提案と実施でした。それまでも我が家は家族が多いので、子供達にお金をかけるため、夫のお小遣いは徐々に減らしていましたが、遂に自分からゼロ円にしてくれと言ってきたのです。ではお小遣いはどうするの?と聞いたら、実は副業でクラウドソーシングを開始したので、それで稼ぐとのことでした。ひとまず大丈夫かなと心配にはなりましたが、家計には影響ないので了承しました。後々分かったのは、どうやら消費税8%の時から副業は始めていて、既に毎月1万円以上は稼いでいたようなので安心しました。

そして、今度は働き方改革で夫の勤務する工場の残業が減らされて、収入が激減し始めると、更にドケチが加速しました。以下にそのドケチぶりを列挙していきます。
お小遣いはなし(これは既に実施済み)、田舎なので車は必需品ですが、所有していた軽自動車と普通自動車を軽自動車だけとして、夫は電動自転車で通勤などの移動することになりました。その他、電気はこまめに消すのも実施済みで保険は見直し、必要のない生命保険はすべて解約しました。携帯電話も家族5人で5台ありましたが、子供分は基本中学生以下の2名は解約しました。
あと実は夫は服を買いません。お昼代も長い間、お昼の食事は省略しているのでゼロ円です。また工場勤務なので、作業服さえあれば良いと言うこともありますが、洋服にも食事にも何にもお金を使わず、遊び歩きもせず、兎に角お金を使わない夫であり、服は勿論のこと、夫の趣味は現在では副業になってしまったので、基本的に消費はせず、又、ここからは真似して欲しくないのですが、夫の歯医者などの通院費は、消費税増税後なしです。

つまり、夫は病院に行かなくなりました。と言うよりも、病院に行く余裕がなくなったと言うのが現実です。病院に行かなくて済むのは、ある意味で健康の証明ではありますが、実際は会社の定期健診で色々見てもらってるようですので、何もしていないわけではなく、ただ単に夫の緊急性のない無駄な病院代をなくしました。

そして、極めつけは新聞解約、散髪代ゼロ円です。新聞はもともともう読む習慣がなく、もともと不要と考えていたので、特に問題はありませんでしたが、さすがに散髪はどうなのと思いました。でも夫と男子二人の散髪は、私や子供達同士がバリカンでほぼ毎月丸坊主にしていて、夫の散髪代はゼロ円です。

こんな感じで、もはや夫の趣味は消費しないことと副業でも何でも稼ぐことになっている完全にドケチ人間です。こうなってしまったのも、私達の様な大家族において、働き盛りの労働者の家計を苦しくさせている今の日本の政治が少なくとも影響していると私は思います。でも負けずにこれからも楽しみながらもっと生活費を削除できないか探すドケチ生活を続けていきたいと思います。

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