一人暮らしの高齢者には金銭トラブルがつきもの

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一人暮らしの高齢者には金銭トラブルがつきもの

92歳になる母がいます。
足腰はとても元気で本人の望みでまだ1人暮らしで頑張っていて、私は日曜日に必ず訪れるようにしています。
軽い認知症もあるのため訪問介護で家事援助、デイサービスも利用させてもらっています。
なにかあれば訪問介護やデイの事業者さんが電話をくれるのでとても助かっていて、できるだけ長く自由に暮らすことができたら…と思っていました。

ところが2年前くらいから、やけに預貯金の残額の減りが早いと思うようになり、母に聞いてみると、「近所の人に買い物などを頼んでいるので手間賃を渡している」と言いました。
トラブルの予感がしていろいろ聞いてもはっきりといくらあげたなどは答えません。
そして悪いとは思いつつ母は日記を書く習慣があるのでこっそり見てみると「〇さんにティッシュペーパーを買ってきてもらう。1万円渡す」などと書いてあり、その〇さんが3.4人いる感じでした。
「〇さんがおかずを届けてくれた。1万円あげる」というようなことも。おそらく何か頼む度に1万円渡しているようです。
なかには「〇さんの娘高校入学。5万円お祝い」「旅行代金3万円貸す」などもあって、私は面識がない人たちばかりでした。
たぶん近所の方や銭湯などで知り合った人たちだろうと思いました。
助けてもらったならばある程度のお礼はあっても良いと思いますが、ティッシュで1万円は太っ腹すぎて、それ目当てで近づいているのだろうとどうしても思ってしまいます。

訪問介護のヘルパーさんに話を聞いてみると、確かに訪問中に親しい雰囲気の知り合いとやらが訪ねてきたことが数回あった…ということです。
このままだと集団たかりにあって、身ぐるみはがされてしまうかもしれないと危機感を感じ、ケアマネに相談し、とりあえず通帳は私が管理する方が良いと言われ、週末訪ねるごとに1万円渡すことにしたら案の定「これじゃ生活できない」と騒ぎ始めて、日記に「娘は通帳泥棒」などと書かれ、関係が一気にこじれてしましいました。
1万円渡してもすぐ誰かに1万円あげてしまい、「お金がない」と怒って電話をしてくる有様です。

そして現在は金銭管理ができないので要介護度を上げてもらいデイを土日を除く毎日、訪問介護にも夕方と土曜日の午前に入っていただく契約にすると、母が一人になることがほとんどなくなったので、「お金がない」と文句を言ってくることも少なくなりました。
ただそれでも毎週渡している1万円はいつも小銭しか残っていないので、1000円、2000円でもたかりにきているのだと本当に嫌気がさしています。
高齢の一人暮らしにはトラブルがつきものと思って、本当に金銭管理には注意しなくてはいけないと実感しています。

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