肺がんになり旦那と泣き明かしました。

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肺がんになり旦那と泣き明かしました。

私は現在44歳の主婦です。

旦那と20歳、17歳の長女がいます。

健康には自信がありましたがそんな私が命の危機を感じた出来事がありました。

それは4年前のことです。

なかなか咳が止まらず風邪が長引いているかなと感じていたのですがあまりにも長いためかかりつけのお医者さんに相談したところ、すぐに大きな病院に行ってくださいと紹介状を渡されました。

その時、さすがに何かあるのではないかと気になりましたが旦那にも相談せずまずは病院に行きました。

CTスキャンやレントゲンを撮ったところ、肺がんのステージ4に達していることがわかったのです。

最初はまさか私がと言うことで信じることも出来ませんでした。

すぐに単身赴任中の旦那にも連絡し、先生にもう一度相談に行くことになりました。

この時頭をよぎったのはまだ中学生と高校生だった娘たちの成人を見届けることができるのだろうかということです。

インターネットですぐに調べると肺がんの5年生存率はあらゆる癌の中でも最も低く、絶望的な気分を味わい、旦那と泣き明かしたことを覚えています。

それとともに、いろいろ調べたり先生と会話をしているとどんどん薬が進化しているので5年生存率と言うのはあくまでも昔のデータであり信用する必要ないと言うことです。

想定していた通り外科手術はできず、抗がん剤や分子標的薬と言う薬物治療になりました。

娘たちにもすぐに病気の事は話をし、私と旦那の両親にもこれから病気と闘っていくので支援をお願いしたいと正直に話をしました。

ここまでの過程を経て、後は病気と付き合いながらできるだけ長く生きていこうと心に決めたのです。

そして、長女の高校卒業、次女の中学卒業など自分自身で目標を決めて命を紡いでいこうと心に決めたのです。

それ以来4年以上が経ちます。

旦那は闘病生活のために単身赴任を解消し、今は一緒に住んでいます。

私は多少の副作用はあるものの医療事務の仕事を続けながら、娘たちの成長を毎日見守り続けることができています。

あと半年で区切りの5年がやってきます。

毎月の検査で腫瘍マーカーの数字を気にしながらですが、日常生活が送れていることに感謝するほかありません。

これからも気持ちの持ちようで何年でも長生きすることができると信じています。

もちろん、医学の進歩がどんどん進めば5年どころか10年、20年と生き続けることができると信じて・・。

この気持ちが持てるのも家族の姿を少しでも長く見届けたいと言う思いがあるからです。

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