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10年前、私は結婚を機に同居を始めました。
主人の父は早くに亡くなり、母と一人っ子の主人の2人家族でした。
主人と結婚すれば間違いなく同居。
この時の私は同居の意味も苦労も何も知りませんでした。
結婚する前、私の両親からは同居の大変さについて何も話してくれませんでした。
きっと話したら結婚を迷ってしまうと思ったからなのか、子供が決めた選択について口出ししてはいけないと思ったからなのか、今思うともっと早くいろんな経験話をして欲しかったと思っています。
でも、今の子供たちがいて、今の生活があるのは決して不幸には感じないので間違った選択ではなかったと思えるのは事実です。
ただ、次に生まれ変わったら同居はしたくないと思うのも事実です。
10年たったからこそ振り返る事ができるし、大変さも過去の話として落ちついて
できますが、この10年間は自分自身との戦いでした。
結婚式当日は新婦側に来ては、ぺちゃくちゃ話を始め、出しゃばりな行動に顔がひきつりました。
私はこの結婚は間違っていたのか?と不安がよぎりました。
同居する新居に私が荷物を運んできたとき、段ボールやケースを無断で開け始めたり、洗濯機を勝手に開けて私の物を干し始めたり、下着の素材について追求されたり、プライバシーも何もないこの生活の始まりに嫌気がさしました。
結婚してすぐに妊娠したので仕事はせず、義母と二人でいる生活は耐えられませんでした。
私の足音がすれば義母も部屋から出てくるし、出かけようとすると、どこ行くの?と聞かれ、当たり前のことなのかもしれませんが、ほっといて!!といつも思ってました。
新婚生活なんてなかったようなものです。
義母がいることで全く味わえませんでした。
料理もほとんどやらせてもらえない。
作ると何作ったの?といちいち干渉。
たまったものではありません。
子供が産まれ、離乳食くらいは作りたいと話し、自分が考えてこうしたいなぁーと思ってたメニューも、勝手に野菜、果物を準備されてて、こうした方がいい!と助言。
もうほっといて!!とイライラしました。
こんな関係なのでだんだん話すことも、顔を見ることも、同じ空気を吸うことも苦痛で毎日、ニ階で子供と二人で過ごしていました。
二人目が産まれてからは私も忙しくなりましたが、義母からのありがた迷惑はさらに続きました。
こんな心もお互い通じあわない仲なので、ギクシャクばかりで、突っぱねたりイラっとしたりの毎日。
義母が作ったものは味はまぁまぁだけど食べたくない。
逆に私が良かれと買ってきたものはいらん!!と。
仕方ないですよね。
家の中はそんな毎日。
外に出れば仮面をかぶった嫁と姑。
この10年間、私は本当によく頑張ってきた!と自分を褒めてあげたくなります。
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