人生を変えることができるのは自分しかいない

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女の幸せは結婚で決まるというのは、あながち間違いではないと思います。

時代はずいぶん変わったとはいえ、結婚や出産、子育てにかかる女性の負担は今も男性より多いでしょう。

私は、20歳で結婚をしました。

いわゆるできちゃった結婚だったので、通っていた大学もやめました。

相手の男性にきちんと収入があって甲斐性がある男性ならその後も、子供を育てながらパートでもして幸せに暮らせたのかもしれません。

でも、この結婚相手の男は甲斐性どころか借金もあり、仕事も不安定、一気に貧乏生活に堕ちてしまいました。

私は医療系の大学に行っていたので、卒業していればそれなりの収入が見込めるはずでした。

実際に友人も女性としては高収入を得ている人ばかりで、結婚相手も医師など高収入の人ばかりです。

大学まで同じように生きてきて、引っかかった男の違いでこうも人生に違いがでると本当に生きているのが辛くなります。

子供も物心がつくと家が他の家庭よりも貧乏なことに気が付き始めます。

子供に対しする申し訳なさもとても感じるようになりました。

私は、少しでも貧乏生活を抜け出したくて資格をとって介護の仕事を始めました。

でも介護の仕事はあまり利益を求めるものでもないし激務の割には薄給です。

やりがいはありましたが世間的にもあまり地位が高いとは言えません。

ちまちま稼いでいても一向に幸せになれないと思い始めていました。

40歳を目前に控えて、子供も成人を迎えるころ、老後のことが心配でたまらなくなりました。

それに、若いころ全く遊んでいないので、少しくらい自分も欲しいものを買ってお洒落をして、やりたいことができる人生を歩みたいと考えるようになりました。

夫は、いまだにうだつのあがらない仕事をしていて、年齢をかさねるごとに愚かさが目に付いて、もう尊敬の感情はどこにもありません。

人間として、今後一生を添い遂げることも無理だと思っています。

女の一人も幸せにできなかった甲斐性なしです。

私は、いつもどこかでこの夫が変わってくれるんじゃないか、真面目に生きていれば誰かが助けてくれるんじゃないかと思っていました。

でも、そんなことは起こらないんです。

自分の人生を変えることができるのは自分だけだということにようやく気が付いたのです。

私は、とにかく自分の武器を増やすことにしました。

少しでも自分に価値があることはお金に変えようと思いました。

自分の価値に対して正当な報酬をもらわないといけないと考え始めました。

まずは介護の分野でのキャリアアップをはかりました。

どんどん上位資格にチャレンジして管理職まで上り詰めました。

それとは別に、外国人に日本語を教える仕事を始めました。

思い返してみると私は国語が得意でした。

ボランティアで学生時代に日本語教師をしていたこともあります。

ですが、ボランティアなんてしている場合ではありません。

ボランティア以上のプロ意識をもって、価値のある技術に変える努力をしきちんと対価をとるようにしました。

このような技術が他にも複数あります。

今は、一つの仕事だけをする時代ではありません。

自分の特技を最大限に生かして何でも対価を得ることをモットーにしてからは、人生が変わりました。

お金の問題だけではありません。

自己肯定感も随分とあがりました。

自分に自信をもつことができるようになりました。

もう、夫に期待することはありません。

自分の足で生きていけるからです。

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