わるいお母さんが子供についてしまった嘘

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わるいお母さんが子供についてしまった嘘

子供がまだ小さかった時に子供についてしまった嘘についてお話します。
(5歳頃から、小学校2年生くらいまでやっていました。)
その1:監視カメラでお父さんはみているよ
子供たち(年子の男・女各1)は暴れん坊で、ケンカをはじめると周りが見えなくなってしまうことがよくありました。そんな時にはいつも、リビングにあるエアコンを指さして、「あそこに監視カメラがあるんだよ。お父さん、2人がケンカして、お母さんのいうことを聞かないでいること、見ているよ~。夜帰ってきたら、怒られちゃうかもだよ~」という嘘をついていました。うちのエアコンにはセンサーがついているので、監視カメラっぽい動きをするのです。子供たちは本当に信じ切っており、2人でエアコンに向かって「お父さん、ごめんなさい!もうしません!」としきりに謝って、静かになるのでした。夫もこのことを知っているので、帰って来たときに子供たちがおどおどしていると、カマをかけるのです。「今日は少しやってしまったのかな~」という感じです。そうすると正直な子供たちは、見られていたと思い込んでいるので、自分達から「お母さんのいうことを聞かないでごめんなさい。」といって謝るのです。その真剣な感じがかわいくて、つい多用してしまいました。
その2:なまはげがやってくるよ
子供たちがひらがなをパッと読める様になって、なまはげが「泣く子はいないか」と言っているのが怖いということを覚えた後のことです。
私の携帯電話に、自宅の固定電話の番号を「なまはげ」という名前で登録しておき、自宅の固定電話で自分の携帯電話にかけると着信画面に「なまはげ」と表示される様にしておきました。
子供たちが我儘を言って泣き止まない時に、電話を鳴らして「あ!なまはげから電話がかかってきた!どうしよう。どうしよう。」と言って真剣な顔をします。子供たちが「え?」という感じになります。そこで、着信履歴を見せます。「なまはげ」と出ているのを見て、子供たちは本当になまはげから掛かってきたものだと信じ切っており、「怖いよ~」と騒ぐので、リダイヤルします。再び着信画面に「なまはげ」と出ているのを見せると、すぐに泣き止んで、私にしがみついてくるのです。これまたとてもかわいいので、多用していました。今ではかわいそうなことをしてしまったな、と思うのですが、そのころは「どうしたら私の言うことを聞いてくれるのか」本当にいろいろと考えて、あの手この手を駆使していたのです。今では子供たちと笑い話できる話題になっています。

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