わたしが最低な人として一番思い出す人物が元旦那です。はじめはよかったのですが、最終的には私自身もボロボロになり、本当に最低な人間だったなと思っています。
彼との出会いはお見合いでした。お見合いパーティーで知り合い、とてもかんじがよく、私よりも１０歳年上ということもあり、とても大人に見えてやさしく包み込んでくれるようなかんじの人でした。結婚を前提に交際することになりました。ただ、ちょっと気になるところもあったのです。急に無愛想になったり、機嫌が悪くなったり、メガネをかけるのをやめてほしいとか、自分勝手なことを言うなぁとは思っていました。そしてわたしが相手の両親に挨拶に言ったときに、母親に厳しい態度をとっていたのです。ここで少しあれ？？と思いました。でも私には優しいですし、マザコンじゃないのかなとポジティブに考え結婚しました。
結婚して新婚旅行でハワイにいったのですが、そこで私に対する態度が急変しました。「おい！もっと早く歩けよ！」とかわたしが飛行機で眠ることができなくて、帰って寝ていると不機嫌になり「おい！寝てないで夕飯つくれよ」と頭を足で蹴ってきたのです。
まわりに相談しても「旦那さんも疲れてるんじゃない？」とかそんなことしか言ってくれません。おかしいと思いながらも生活していき、子供が産まれました。するとより態度が悪くなり、私が出産してまだ二週間しか経っていないので痛いからよちよち歩きしていると「はは！ペンギンみたいな歩き方だな！」と爆笑する始末。心配なんて一切してくれませんでした。
子供が泣いているのも私のせい、なんでも私のせいにされました。子供が頭を打ってしまったときは「何やってんだ！！！なんでちゃんと見ていないんだ！」と怒鳴られました。そして、その日、わたしの育児がこれが悪い、あれが悪いと、なんと夜中中、リビングで正座させられて説教されたのです。
今思えばもうこれは精神的ＤＶだったのですが、そのときは私がすべて悪いんだと本気で思っていて育児で死にそうになっても家事を頑張り、何も言われたくないので、家をキレイに保ちました。
それでも重箱の隅をつっつくようにして家事に文句を言います。それから私はおかしくなってしまい布団から出られなくなり、うちの両親もおかしいと気が付いてくれて、実家に一時避難して離婚することができました。
精神的ＤＶで私を追い詰めたあの怒鳴り声、あの顔、今でもはらわた煮えくりかえるぐらい腹が立ちます。私をコントロールしたかったのでしょう。最低な人間でした。
