貧乏体験談

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貧乏体験談

貧乏だなあ、と自分で感じる瞬間はやっぱり何を買うにもまず値段を気にしてしまうこと。スーパーなんかに行っても、安いものを選んでしまうこと。本当は成分表などを見て、添加物や甘味料など身体に悪いものは避けたいが、健康にいいとされているものは値段が高いものが多いので、つい安いものを選んでしまう。

貯金もないのに、仕事をやめてしまってからはカツカツで、スマホ料金や電気代などが滞納することもあった。金に困ると、人は安易な方へと飛びつこうとする。金を稼ぐと言うのは、本来そんな簡単に稼げるものではないと分かっているのに、例えば低額から始められるFXが儲かると聞くとそういった甘い話に乗って損していた。働くことを先にしなければならないのに、金に困ったときこそ、どうにか働かずに楽をして金が手に入る方法はないかと考えてしまう癖がある。

貧乏になると、人は思考力が圧倒的に下がってしまうらしい。でないと、そんな詐欺まがいなものに引っかからないだろう。そんなうまい話に乗ろうと思わないだろうと言うようなことが世の中には多く転がっている。借金をしてしまうのも、利子のことを考えたら、金がない人ほどするべきではない選択肢の一つだ。そんなことは冷静な時なら考えなくてもわかることなのに、金に困ってしまうとどうにかして金を工面しなければならないと感じるようになる。その時の焦りっぷりほど惨めなものはない。

食べ物だって、今まで何も考えずに買い物かごに入れていたものも、ついその手が止まる瞬間がある。これ買ったら合計でいくらになるから、高いよなあと言う考えが頭を過ぎるからで、そう思って棚に戻す瞬間は何とも言えない虚しさがある。野菜だって、もやしとか、豆腐とか、安いものだけを選んで栄養バランスは偏っていった。お財布の余裕がないと、心にも余裕がなくなるのか、だんだん性格も歪んでいく気がする。

もっとお金があれば人生変わったのになあとか、しょうもないことを考えてしまい、自己嫌悪する時もあるが、本来ならそんなこと考えている時間があるなら副業するなり、勉強するなりして稼ぐ方法を考えた方が遥かに健全ではある。だけど、やはり貧乏だなと自分で思ってしまうと、どこか甘い話に惹かれやすくなったり、簡単に儲かる方法を探してしまいがちで、かえって金を稼ぐと言う方向から遠ざかってしまう。そうして、同じような思考や行動をくりかえして負のループに落ちている私がいる。

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