店の商品をなくしてしまった!

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店の商品をなくしてしまった!

私がしくじりをした事は、仕事での出来事です。アパレルの店員のお仕事をしていた時、私はうっかり商品の財布をなくしてしまったことがありました。とはいえ、お店からは出ていないので、必ずお店にあるはずです。店員みんなで総出で探しました。店の隅から隅までくまなくです。

それでも見つからなかったため、店長は慌てて、盗難も踏まえてセキュリティ会社に連絡することになりました。ちょうど店番をしていたのが私ともう一人のスタッフだったのですが、私が接客をしていたあたりの商品がなくなったため、私にも疑いの容疑がかけられました。盗んだのか、どっかに隠したのか、それともお客さんに盗られたのか。考えられる選択肢といえばここらへんになってきます。なので、捜索をしなければならないという流れになりました。

お店の雰囲気は暗く、重たく、疑惑が漂っていました。みんながどこか疑心暗鬼になっているかのようで、あまり口を開きません。いつもおしゃべりで明るい社員さんも流石に、どこにあるんだろうねえ〜と最初は陽気な感じで探していましたが、今となっては神妙な面持ちです。私は、やらかしてしまった!と思いました。もちろん、私は盗んだりしていません。そんなこと、このお店で働いておきながらするはずがありません。当然他のお店でもですが、とにかく私は何もしていないだけに、不思議でなりません。

お客さんも、穏やかな上品な方ばかりです。そもそも高級店なので、そんなに頻繁にお客さんの出入りなどありません。私でもお客さんでも無いなら、もしかして他のスタッフが?と思っても、誰もそんなことするはずがありません。なんだかおかしい、と思っていたところ「あった」という声が。声の主は店長です。店長が持っていたのは人気のショルダーバッグ。そして、その中に例のお財布が入っていたのです。

そう、よく接客で、このバッグにはこれくらい物が入りますよ、というのを見せるために、小物をバッグの中に入れるということをするのです。そして、入れたまんま、チャックを閉じ、置いてしまったことが原因でした。雲隠れしていたお財布が見つかったはいいものの、かなり大事になってしまいました。そして、その接客をしていたのは何を隠そう私なのです。完全に私の失態です。その後、こってり絞られるのかと思いきや、店長は呆れ気味。これが一番こたえました。自分のだらしなさにうんざりする事は日頃からあるものの、この時ほどしくじったと思ったことはありません。

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