わたくしは40代半ばの女性です。
職業としては現在、フリーランスとして活動しております。
今日はわたくしの母方の親戚の叔母が詐欺に遭った経験談を書いていきたいと思いますので、宜しくお願い致します。
「某大手保険会社の外交員により・・・」
叔母の年齢は当時75歳であり、後期高齢者でした。
ですから保険内容は誰がどう見ても、介護や入院の補償を充実させて亡くなった時のお金は必要最低限でいいことが火を見るよりも明らかでした。
ところが、前の担当の外交員の方はこのように素晴らしいプランで組んでいたのですが、担当者の方が引退してしまい、引き継いだのが新人の若手の女性外交員でした。
この外交員さんは成績が必要だったのでしょう。
叔母に「もっといい内容の保険があります。
ただ保険料が55,000円ほどになります」と言ったそうです。
叔母は「いい内容になるなら払います」という事で、契約書にサインをしたのです。
「叔母の家に遊びに行くと」
わたくしはこの叔母とは気が合い、よく家に行ったり来たりしておりました。
そんな時に保険の証書やら契約書がテーブルに無造作に置かれておりました。
わたくしは「もう叔母ちゃんたら(笑)」なんていうと、叔母も笑いながら「片付けてちょうだい(笑)なんならあなたも保険に入ったら?」なんて冗談を言われて、保険の証書や契約書をちょっとだけ見てみました。
そこで驚いてしまいました!
なんと入院や介護の部分の補償は皆無。
亡くなった時に1億5000万円がおりる内容だったのです。
わたくしは驚いてしまい、「叔母ちゃん。こ、この内容でいいわけ?」というと、「うん。もっといい保険ということだったよ。
入院と介護の部分が充実しているって太鼓判を押していたよ!」というのです。
わたくしは「いや。その補償は皆無だよ。
亡くなった時に1億5000万円がおりるんだってさ」というと、叔母も「えっ?どういうこと!そんなこと言われていない!」と怒っておりました。
「保険会社の平謝り」
保険会社に問い合わせをすると全ての非を保険会社は認めました。
そして、その保険外交員も最初は言い訳をしていたのですが、逃げられなくなり謝罪に来ることになったのです。
叔母とわたくし、そして、近所の怖い顔をしたおじさんにも同席してもらい問いただしました。
すると「成績が欲しかった」とのことでした。
しかしながら、わたくしは「これは一歩間違えれば詐欺ですよね?いやこの状況は詐欺ですよ!」というと、外交員も支部長も「はい。仰る通りです。大変、大変申し訳ございません。」と謝るのです。
支部長は本当に深々と頭を下げてくれました。
本来ならばしかるべき処置を取りたかったのですが、叔母が「ここまで謝るならもういいよ。ただわたくしのような人を増やさないでください。このままにしておいたら、本当に詐欺ですからね。気を付けてください」との事で話が終わりました。
そして、支部長からの提案があり、その外交員は解雇されて、これまでの保険料を返還することを約束されて、その他に迷惑料としても払ってくれました。
このように身近なところに詐欺だったり、詐欺まがいのことが潜んでいることもありますので、皆様もどうかお気を付けください。