熟年離婚をして心身共に疲れました

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熟年離婚という言葉が流行り出してから数十年が過ぎていますが、私もその道を辿りました。
二人の娘を育て、夫は印刷会社を経営、地主の息子でもありお金には苦労することなく都内の大きな家に4人で、はたから見ると楽しそうで幸福そうに見える家庭でした。
しかし、その家庭内ではそう見えるだけで、実際にはそうした感じではありませんでした。
夫はいつも深夜まで仕事、遊び、週末は同僚と出かけてゴルフに行く、そんな感じで家計を支えるためのお金を渡してくれるものの、そこには愛情という言葉がどこかに行ってしまったかのように、冷たい、形だけの家庭になっていきました。

娘2人が成人し、仕事をするようになると、家を留守にすることが多くなり、家の中はなんとも言えない重苦しい雰囲気に包まれました。
やがて夫が不倫をしたことがわかり、その相手というのがどうもかつての同級生のようで、最初はやってないと言っていましたが、しつこく追及するとそれを認め、今度は逆切れのようになり、夫は家を出て行ってしまいました。
この時点でもう終わったと思いましたし、冷めていた家庭の終止符を打った出来事でした。
とはいえ、おそらくこれよりもずーっと前から不倫はしていたのではないかと想像しています。
明らかに、私を愛するという気持ちが何十年も無くなっていたと思います。

それからは娘2人との3人暮らしで、夫はどこかのマンションで一人暮らしを始め、数年別居状態が続きました。
家庭内は平和になったし、とりあえず家の費用はこれまで通り銀行に振り込んでくれているので、生活は問題ないのですが、なんだか宙ぶらりんで、早く決着をつけたいという気持ちが強くなりました。
それで、離婚裁判を起こし、すべてを終わらせることにしました。
弁護士と相談し、相手が全面的に不倫を認めているという有利な状況、もうやり直すということはできないところまでお互いの気持ちが離れていること、早くすっきりさせたいという気持ちで、裁判し、最終的に、今住んでいる家と近くに持っている不動産投資しているアパートの2つを自分が得るという結果になりました。

別居から離婚に至るまで数年かかり、その間にいろいろなことを考えました。
裏切られた気持ち、自分に魅力がないのか、自分が悪いのか、夫の顔など二度と見たくない思いと、でもそんな夫との楽しい思い出も過去にはたくさんあったこと、複雑でいろいろな気持ちがあり、本当に心身共に疲れました。
この傷はしばらく癒えそうにありません。

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