私は何に対しても、一度、やると決めたら、とことんやって、ある意味、やり過ぎてしまう事も多い性格です。
そして多少、疲れを感じたり、体調が悪くても、つい無理してやってしまう事も多々あります。
若い時には疲れや体調の不調は「気合で治す」という変な根性論を持って無理して頑張っていました。
でもその間違っている考え方と無理してきたツケが30代後半から出てきました。
30代後半のある朝、仕事に行く支度を整えている時に愛犬がじゃれて来たので、一緒に床で遊んでいた時に腰に激痛が走ってしばらく動けなくなってしまいました。
でも仕事に遅れて行くわけにはいかないので、痛みを我慢して準備を整えて車を運転して会社に出勤しました。
運転中にも腰の痛みがあったのですが、「気合」で乗り越えて何とか職場に着くことが出来ました。
でも車から降りて自分のデスクに到着した時には激痛で動けなくなってしまいました。
ですからその日は飲み物もほとんど飲まず、ランチも食べずにデスクに座ったまま出来る仕事だけこなしました。
なぜならトイレに移動することが出来なかったからです。
そしてその時に初めて、その痛みが「ぎっくり腰」だと言うことを認識しました。
そして調べてみると、ぎっくり腰は初期の段階にどう動いたかによって、その後の治りに影響することが分かりました。
でも私は自分の腰の痛みがぎっくり腰だと知らずに、長距離の運転をして出勤して仕事をしてしまったため、その後の治りに時間がかなりかかってしまいました。
その後はもう二度と、ぎっくり腰になりたくないと思っていたのですが、仕事などが忙しくて無理をすると、またぎっくり腰になってしまうようになってしまいました。
軽いぎっくり腰の時には数日で改善して、元通りの生活を送れるようになることもあったのですが、数年前に起きたぎっくり腰は本当に酷くてとても辛い思いをしました。
この時のぎっくり腰の痛みは半端なくて、少しでも体を動かすだけで全身に激痛が走るので、体の一部をちょっとでも動かすのが恐怖でした。
その痛みがあまりにも酷かったので、私はある晩、主人に救急病院に連れて行ってもらいました。
そこで痛み止めの注射を打ってもらったり、痛み止めの内服薬をもらって飲んでいたのですが、残念ながら腰痛はあまり治りませんでした。
ですから毎日、自宅で寝たきりの状態で、一人でトイレにも行くことが出来ずに本当に辛い思いをしました。
主人におんぶしてもらって、毎日のように整骨院に連れて行ってもらって治療を受け続けた所、何とか椅子に座れる状態にはなりました。
でも歩くことは出来なかったので、家事も出来ないし、トイレに行くことも出来ないので、本当に悲しくて辛い思いで毎日を過ごしました。
そしてこのまま一人では動くことが出来ない人生を送ることになるかもしれないと思うとゾッとしました。
そしてこんなことなら変な根性論で無理して来なければ良かったと後悔しました。
幸い、整骨院に通い続けたり、病院での痛み止めの薬が徐々に効いてきて、少しずつ普通の生活が出来るようにまで回復しました。
でもあのとても辛い思いをした後はもう無理をしないようにしています。
二度と、あんな辛い思いをしたくないからです。
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