在籍している会社は、コンプライアンスに大変力を入れており、個人情報保護法、企業機密、ハラスメントなどのテキスト問題を毎年課題として出され、それに対し90点以上の成績結果を収めないと不合格となり、取得するまで受けることとなっております。
その他、業務上の監査があり、監査は親会社の監査部の監査、内部(社内監査室)監査、支店間の相互監査と、上述したように1年中鑑査をしているような会社なのです。
年々鑑査項目、事項が増えており、自身業務に関係のない事項についても研修等もあるような力の入れようです。
お陰様で色々なコンプライアンス事項を学習するものですから、身体に染み付くといいましょうか、これはこれで時代にマッチした、そして企業はなによりコンプライアンス有りきが当然との思いで研修等受講しております。
しかしながら、これだけコンプライアンス講座等実施しているにも係わらず、コンプライアンスより重いような出来事が発生したのです。
それは痴漢です。当社の社員が、しかも元監査室の課長代理を役職としていた社員が電車の中で「痴漢」をしたというのです。
その加害者の彼は転勤者で単身赴任をしていました。そして、借りている住宅の路線とは異なる路線で「痴漢」をし、その女性は駅員を経由で警察に通報。御用となったとのことです。
どうも常習犯だったとか?との社内での噂です。それが発覚したのは、ある先輩が、監査室のMMさんが最近出社していないようだと、私と世間話しをしている時に聞かれ、私はあまり興味もなかったものの、一応気に留めておきました。
そして、他の人から「あの単身赴任の人の奥さんから3日間も夫と連絡がとれないと会社に電話があったとのことですよ」と聞かされ、私は「行方不明なのですか?」と問い直すと「わかりません」との返答があり、私は会社である程度アンテナを張ってる方なので、あらゆる私と精通している人に聞いてみたところ、行方不明の人は「警察署に留置されており、連絡が取れない」との情報を掴み、そのまま赴任先の支店には、それ以降一切出社せずして、元の場所に異動となりました。
会社側からは一切何の説明もありません。そして、上述のように解雇にもなっていません。「痴漢」という卑劣な行為をして解雇にしない会社です。常日頃、コンプライアンスと叫んでいる上層部は「会社の信頼、失墜を損なうことを恐れて」隠蔽したとし思えません。
彼の赴任先での監査室課長代理の席には新たに人が充当され、その人の挨拶もありました。犯罪を犯した彼は無論挨拶無しで、元いた支店に戻り今も在籍しています。無論左遷扱いではありますが、この事件を知る社員はやり切れない思いです。許せない
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