小さな会社、主に家族経営の会社に勤めていました。
残業代は出ない、社長は家族経営なのに世界を牛耳っているつもりで仕事をしていました。
しかし仕事内容は大したことは無く、雑用の全てを社員を雇って押し付けようと目論んでいました。
毎日始まる社長の大したことない自慢、社長を褒めたたえる家族たちの中で私一人が他人で文句を言う事も許されません。
給料は最低賃金以下です。
毎日サービス残業で、一人働いていたような感じです。
勤め始めてすぐ、辞めたいと申し出たものの「バカなお前はここを辞めるとろくな人生を歩めないから、ここで働け」と言われました。
それだけでも酷いのに毎日14時間仕事し、手取りは11万です。
もちろんボーナスは5000円を恩着せがましく渡してきて、礼を要求されます。
ひとり暮らしですがとてもじゃないけどやっていけません。
幸い、副業をはじめ副業が給料を超えたので貯金に励みました。
そして三年後、副業で食べて行く決意をし再度辞めることを告げ、失業保険の手続きに行くとなんと雇用保険を引かれていたにも関わらず、雇用保険料を会社が払っていませんでした。
雇用保険だけでなく、なんと厚生年金もです!
何度給料明細表を見ても、社会保険、厚生年金、雇用保険は引かれていました。
社会保険だけは、私に渡さないとばれるので入っていましたが、他は私にはバレないと思っていたのでしょう。
これは酷い!
私は思わず労働基準局に給料明細をすべて持って行く。と言いましたが、社長は「お前に年金掛けるのに、会社がいくら負担すると思ってるんだ?」と私にまた罵倒してきます。
私の分はしっかり引かれているのにもかかわらずこの言いざまです。
まずは弁護士に相談しようと無料相談に行くと、そこでも「酷い!」と言われました。
そして7年間分の厚生年金と雇用保険を訂正してもらい、無事に受け取れることになりました。
私は全ての給料明細を保管していたのです。
普通に引かれていた、厚生年金が実は会社が払っていなかったという事になると会社が訂正しない限り、搾取されっぱなしになります。
泣き寝入りするには相当な額です。
将来のためにと安い給料の中から払っていたのに実は会社が払っていなかった。
しかも7年間です。
そのお金を何に使っていたのかは不明ですが、トコトン私の事を馬鹿にしていたんだなと更に悲しくなったのは事実です。
普通の事も当たり前にできない会社経営者は世の中に沢山います。
今後、私のような人が出てこないことを祈るばかりです。
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