断捨離を初めてしようと思った時、一気にはできないものなんですよね。
断捨離をする前の私は、部屋をキレイにすることだと思っていたのですが、しっかりと勉強してみるとそうではないことがわかりました。
物を部屋の収納スペースにキレイに片付けるということではなく、物への執着を断ち切ることができるか、ということが重要であるとわかったんです。
ある日友人が遊びに来た時に、「断捨離って気持ちいいね」と私が言うと、「本当にできている?」と言われました。
親しい友人です。キッチンに入り棚を色々と開け、「整理整頓されているけどかなり物が多いよ」とズバリ。ドキっとしました。
実は以前キッチングッズにハマっていて、高価な調理器具などを捨てられずにいたのです。
友人に「これ使ったのっていつ?」と聞かれ、「5年ぐらい前かな。高いお金出して買ったから捨てられなくて」と言うと、「やっぱり断捨離まだできていないね」と言われました。
そのことがきっかけで、キッチンから本当の断捨離をやり始めたんです。使っていない物は全て捨てたりリサイクルショップへ。
棚の中はガラガラになりましたが、とても気持ちがスッキリしたんです。
次は服の整理です。1年間着ていない服は処分しました。
少しずつ毎日すすめていくことで、自分のなかでゆっくりと気持ちが変化し、物への執着が徐々に消えていきました。
使っていない物を積極的に処分することが、自然に気持ち良く感じられるようになったんです。
でも、意識をしないとまた物が溜まってしまったり執着してしまうようになるので、毎日家事をしているなかで「これは一年使っていないか」と確認するクセをつけるようにしています。
また、自分が断捨離をするようになったからといって、家族の物を勝手に捨てるのはだめと、自分のなかでルールを作っています。
トラブルになりますし、家族に対して押し付けは良くないと思うからです。
今でも処分しにくいと感じるのは子供のおもちゃ、絵、手紙など思い出として取っておきたい物です。
でもこれらをとっておくと大変なことになるので、全て写真を撮って処分するようにしています。
この生活がとても楽しいと感じています。私がそういう生活を始めることで、自然と家族も断捨離をやり始めたことが本当にびっくりです。
この生活を維持することは難しいのではと昔思ったことがあるのですが、基本的に、一日一回「一年間使っていない物はないか」と探すことで解決することがわかりました。
難しいことはないので、これからも続けていきます。