私がミニマリストになったきっかけは

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私がミニマリストになったきっかけは

私は子供の頃貧乏な家庭で育った反動か、社会人になった頃は大変なマキシマリスト(=物持ち)でした。
当時そんなにお給料を貰っていたわけではなかったのですが、これまでの人生の反動とばかりに欲しいものを見つければ即買う生活を送っていました。(自由に使える範囲の金額内での話です)

とはいえ、その当時の事を振り返っても、「もったいないことをした」とか「無駄なお金を使ってしまった」という気持ちにはなりません。
自分で稼いだお金で自分が欲しかった物を選んで買うという行為は、それまでの人生では出来なかった事で、当時の私は例えようもない幸福感に包まれていました。
今思い出しても、楽しかった思い出として分類されています。

欲しい物を買ってもらえなかった子供時代を昇華するために、多分必要な行動だったのだと考えています。
また当時色々と安い物に手を出しては「失敗したなあ」と反省した思いがあるからこそ、良い物を選ぼう、ミニマリストを目指そうと思えたからです。

さてそんな生活を送っていた私が180度方向転換をしたきっかけは、結婚後の引越しでした。
結婚後は割と頻繁に引越しの機会が巡ってきたのですが、引越し準備は全て私の担当でした。
独身時代に欲しかった物を集めに集め、それをそのまま新居に持ち込んだ私の荷物量は言うに及ばず、そこに主人の私物も加わり、荷造りの終わりはさっぱり見えませんでした。
当時はまだ「断捨離」という言葉もなく、引越し経験の浅かった私は全ての荷物を荷造りしなければならないと思い込んでいたのです。

引越し前日の夜中までかかった荷造りの経験を経て、やっと私は悟りました。
「物を捨てよう、身軽になろう」これが、ミニマリストとしての目覚めです。
そこからはまず自分の荷物を捨てるところから始めました。
独身時代に買った思い出の品、気に入っていたけれどヨレヨレになった洋服、趣味の本も大分処分して、一部は電子版を買い直しました。

その後引越しを繰り返す度に、前回の引越しより減ったダンボールの数を見てはニマニマ一人微笑んだものです。
今はもう処分できる物もほぼ無くなってきたので、今度は一つの物で複数の用途に使えるものがないか検討中です。
今のところ、やかんを処分→注ぎ口がついた片手鍋で代用、炊飯器を処分→保温鍋を購入して煮込み料理用兼炊飯器代わりとして使用しています。

キッチン用品はほぼ自分が使うため家族に迷惑はかかりませんし、かさばる物が多いので効果は絶大です。
キッチンを担当している方には是非お勧めしたいです。

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