友人がやっと離婚出来てホっとしています

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友人がやっと離婚出来てホっとしています

去年やっと友人(41歳)が離婚しました。
結婚当初から離婚しなよ?と言いたくなる酷い結婚生活を送っており、離婚前は重度の鬱になって入院までしていた程。
先日離婚から1年経過した友人と会ってみたら、昔のイキイキした雰囲気に戻っていて一安心。
今回は友人の離婚苦労話についてお話しますね。

友人(仮にA子と呼びます)は授かり婚で結婚しました。
A子も旦那も20代前半で、知り合って1年目で入籍。
妊娠してしまったという事もあり、結婚前にお互いを知る時間が少なかったという状況でした。

酷いのは結婚してから。
結婚してからA子は出産します。
無事子供は生まれたものの、子育ての為に自宅にいたら借金返済の催促の電話がかかってきました。
借金の主は旦那さん。
借金したの?と問い詰めたら、A子の出産前から夜の街にハマっていて、その費用捻出の為に借金したのだとか。

A子からすれば、出産で苦しんでいる時に浮気した挙句に借金までか!と怒ったそうです。
すると旦那から酷い暴力を受け、骨折までしていました。
旦那は空手有段者だったので、手加減なく殴るだけで骨の一本や二本へし折ってしまうような人だったのです。
そしてこれを機に旦那のDVはエスカレートしていき、A子は恐怖に縛られる事になっていきます。
私はこの時点で十分離婚出来る事由であるとA子を諭し、離婚を勧めてはいたんですけどね・・。

ここから旦那の行動はエスカレート。
旦那は仕事をするものの、家にお金を入れません。
旦那の借金返済もあるし、A子は結婚前の貯金を切り崩して借金返済を。
生活費はA子がパートで働いて捻出していました。
こういう経済DVも離婚事由ですし、A子に離婚を勧めたのですが・・子供もいるしとA子は離婚に踏み切れませんでした。

旦那の実家からの扱いも酷いものでした。
旦那の実家は自営業をしており、事務員として来てくれないかとA子にお願いします。
しかし一か月フルタイムで出勤したのに、給料は3万円。
これでは保育園の費用すら捻出出来ません・・というか働きに出た方が赤字です。
挙句、旦那は「お前は俺の家から金をもらってるんだから、それを生活費にしろ!」といって、まったく家にお金を入れず。
お金をもらってるのではなく、働いた分の給料だ!といっても旦那はまともに聞き入れません。

夜の生活も酷いものだったそうです。
こういう旦那ですから、A子も旦那と夜の生活をしたいとは思ってもいません。
しかし拒否すると暴行を受け、家庭内●●●という感じでした。
A子はそういう状態になっていないので、ただ痛いだけ・・。
この頃のA子は生きる屍のようになり、目から光は失われていました。
子供達も自分達の母が虐げられている事はわかっていたそうですが、旦那の暴力に怯えて何も出来ない状態でした。

離婚出来たのは、A子が重度の鬱になったから。
A子は仕事を辞め、家事もせず、食事すらまともにとらない状態になっていました。
さすがにここまでになると、子供達はA子が死ぬ・・なんとかしなければと動きました。
この頃になると子供達も高校生になっており、A子の父親(子供からすると祖父)に連絡を入れたのです。

これまで父親はA子に関与していませんでした。
父親はA子の旦那が酷い男だと結婚前から見抜いていて、結婚には反対していました。
しかし反対を押し切ってA子が結婚したこと、さらに旦那との相性も悪いしでA子夫婦にはかかわっていなかったのです。
だから子供達から連絡があるまで、A子の異常について知らなかったのでした。

こうして父親がA子と会ってみると、完全鬱状態になっていて緊急入院させました。
医師からは何時治るかわからないとまで言われたそうです。
結局入院から一年後にA子は退院する事になるのですが、その一年で旦那が見舞いに来たのはたった一回キリ・・。
旦那ですらそれですから、旦那の両親は一度も来た事がありません。
そしてA子の現状を父親は理解し、離婚に向けて動きました。

入院から9か月目ぐらいでかなり回復していたものの、旦那の元へ戻れば鬱再発は目に見えています。
とりあえず退院後は父親がA子を引き取り、着々と父親が離婚に向けて準備していました。
しかし旦那はまともな会話が出来る人物ではなく、離婚協議は難航します。
A子の旦那に離婚事由があり、離婚出来る案件です。
しかしそれでも旦那は自分が悪いと思っていませんし、A子本人が表に出て強く離婚を主張していないからか、なかなか離婚出来ませんでした。
結局A子は旦那に慰謝料の請求や財産分与を放棄するという事で旦那に離婚を納得させました。
旦那の借金をA子が肩代わりしたというのも、ノーカウントで・・。
相当ひどい離婚条件でしたが、それでも離婚しないとA子はまた重度の鬱になって死んでしまう・・。
損してでも離婚した方がマシだ!と父親は判断し、なんとか旦那を説得します。
子供の進路に影響を与えたくないということで、お子さんの入社式当日に離婚届けを出しました。

離婚後のA子は自宅で静養し、しばらくしてからアルバイトをして少しずつ社会復帰していきます。
現在は資格も取り、正社員登用に向けてバリバリ頑張っていました。
今は旦那と違ってDVをしないし経済的にも問題のない男性と交際しており、その人のおかげでA子の精神状態は回復してきています。
結婚生活や離婚でも苦労しただけあり、A子にはこれから幸せになって欲しいな・・と感じました。

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