楽しいお祭りの帰り道だったはずなのに・・

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楽しいお祭りの帰り道だったはずなのに・・

私が13歳、中学一年生の頃の夏でした。
当時は夏のお祭りといったら、私にとっては一大イベントでした。
お小遣いを握りしめて、友達と三人で夕方待ち合わせをして、母校の小学校で開催されるお祭りに参加しました。
中学で同じクラスのO君と、小学生から長い付き合いのMちゃんと一緒に、夜8時半までお祭りを楽しんだ後、一緒に帰ることになりました。

自宅まであと300メートルくらいに差し掛かった頃、事件は起きました。
楽しく話ながら歩いていると、車のエンジンをふかすような音が聞こえ振り返りました。
その時はスローモーションで目に映ったのですが、赤い車が自分のすぐ後ろまで迫ってきていたのです。
逃げなきゃ!
そう思って体を走らせようとした時に、ガン!っという鈍い音と、自分の体にものすごい衝撃がありました。
えっ?と思った時には体が宙に舞い、地面に叩きつけられていました。
顔から落下したようで、左目横にガツン!と衝撃がありました。

何がなんだが理解できないうちに「山本!!」とO君が悲鳴に近い声で叫び駆け寄ってきました。
そこで初めて、轢かれたんだなと気づき、ゆっくり起き上がって打った左目横を抑えてみる。と、左目がムクムクと膨らんで、よくボクシング等で見る、目が腫れあがった人のようになりました。
そして最初に衝撃のあった右足を見てみると、太ももに車が直撃したようで、皮膚がズル剥け、出血していました。
頭を打った為か、体を起こして一分も経たないうちに、スーッと血の気が引いて地面に体が倒れて行きました。
後ろから見ていたおばさんおじさんが、「頭打ち付けてたから起きちゃダメよ!!そのまま寝てなさい、今救急車呼ぶから!」と連絡を取ってくれました。
5分くらいで救急車は到着しましたが、地面に血を流しながら倒れている私の周りには、お祭り帰りの野次馬だらけになっていました。とっても恥ずかしかったのを覚えてます。

その後、すぐ救急車は来てくれて、それと同時に母も駆けつけてきました。
轢かれた直後からMちゃんの姿が見えなかったのですが、私の家まで行って母親を呼んで来てくれてたのです。
母とO君も救急車に乗って、病院に向かいました。
実は私のうしろを歩いていたO君にも、僅かに車がぶつかり怪我をしていたのです。
救急車に乗ってから、急に身体が痛み出して、体がガクガクと震えました。O君に目をやるとO君も泣きそうな顔をしながら身体を震わせていました。
自分も痛いのに一生懸命私の心配をしてくれて、O君にもMちゃんにも感謝しかありません。
病院についてCT検査をしたところ、顔面は腫れて変形しているけど、脳は問題ないとのこと。両足は1.5倍ぐらいに太さになり、紫色に変色していました。
O君は打撲で済んだとのこと。

警察が犯人を捜してくれたようですが、誰もナンバーを見ていなかった為、犯人は捕まらず。
せっかくの楽しいお祭りが一転、最悪な一日になってしまいました。
二度と経験したくない危険な思い出ですが、当時の二人には感謝ですね。
Mちゃんとは今でも親友で仲良くしています。

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