私は子育てで、赤ちゃんから年中まで続く娘の癇癪に苦労しました。厳密には現在も続いているのですが・・。
娘は赤ちゃんの頃から人見知りや場所見知り(知らない場所などに行くと大泣きする)がひどく、少し刺激が多い日だと夜泣きや寝ぐずりが激しくなりました。
その泣き方は激しく、区役所の保健師さんが引いてしまうほどです。
人見知りは3歳ころまで激しく、幼稚園に通い始めても仲のいいお友達ができるまでにかなり時間を要しました。
2歳ころに引っ越しをして生活環境ががらりと変わりました。
そのころ、娘が寝転がりながら部屋の壁をどんどんと蹴る謎の行動が出て、私はうつ状態一歩手前になりました。
私たちは賃貸マンションに住んでいたので、壁を通じて隣の人や階下や階上の人にご迷惑がかかると思い、出産後から神経質になっていた私は、その状況に追い詰められていったのです。
おそらく娘は、引っ越しによる環境の変化や、早く部屋をきれいに整えないとという私の気持ちの焦りを感じ取って、そのような行動に出ていたのだと思います。
娘は自分の考えていることを親に(特に母親である私に)理解されないと癇癪を起こします。
また、自分がしようと考えていた行動を先回りして親にされてしまったり、アドバイスされたりすると、年中になる今でも激しく怒ります。
同年代のお友達や他のママさんたちに対してはそういう癇癪を起したり、暴力的な行動に出ることは皆無なので(いつもニコニコしていて、家庭内とのギャップに私が驚くほどです。)その点では心配しないのですが・・。
娘を産んでから数年、私はうつ状態や謎の高熱、難聴など、ストレスが身体症状に表れたことが何度もあります。それまで健康体だったので、矢継ぎ早に体調を崩す状況に驚いていました。
数年にわたる娘の癇癪に付き合った結果、私がたどり着いた対処法は「ギリギリまで見守ること」。
ネットや書籍などにもよく書かれていることですが、「命やけがの危険があったり、人に迷惑をかけること以外は見守る」。これを守って、あとは親が後ろでほほ笑んでいれば、大体ご機嫌に過ごしてくれることがわかりました。
この見守るという行動は、危機感の乏しい幼児を前にすると本当に難しいことがわかります。いっそ見ていなければ平気なのですが、そういうわけにもいかないので、目だけは離さないようにしています。
初めての子育てには苦労しましたが、娘がご機嫌で、元気で過ごしてくれることを唯一の願いとして、これからも娘に付き添っていきたいと思います。