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食品業界の中小企業で管理職を務める私ですが、身の丈知らずな買い物で自分の首を締めることになった経験があります。
入社から15年以上経ち、会社に忠誠を尽くし、利益を還元し続けた私。
やっとの思いで会社の役員を拝命しました。
「今まで頑張ってきたし、少しくらい自分へのご褒美をあげてもいいか」
そのように思ってしまったことが、気の緩みでした。
また、普通の人でもそのように考えるはずです。そのくらいは良いだろうと。
しかし、問題点は収入です。
人間はやはり社会的地位で乗る車や服装を判断しがちです。
社長ならベンツ。平社員なら軽自動車。
私もそう思っていました。
しかし、私の務める会社は社員規模400人程で、役員クラスでも600万円程度の年収しか貰えません。
にも関わらず、ドイツ製の高級スポーツカーを中古で購入してしまったのです。
大手企業の課長クラスなら適正かもしれませんが、中小企業の役員に努めていても、これは身の丈を遥かに超える金額だと、今は思っています。
これが地獄の始まりでした。
月のローン支払額は11万円。返済期間は10年です。
「独身だし、11万くらいどうってことはない」
仕事ばかりで家計のことなど気にしたことはありませんでした。
しかし、高級車は維持費やガソリン代も多めに掛かってくるもの。
自分の首を締めていることに気付いたのは一本の電話でした。
「◯◯さんですか?」
「はい。そうですが」
「カードの引き落としが出来ないため確認のお電話を差し上げました」
「え……?」
私は何を言っているのかが分からず、電話を切ったあと自宅から通帳を探しました。
しかし、無精者の私は通帳がどこにあるか分かりません。
仕方なくキャッシュカードを持ってATMに言ってみると、確かに残高が数千円しか残っていません。
直接銀行に行き、通帳の再発行をしてもらいました。
残高は250万円ほどあったはずです。
残高のリストを上から確認していくと、徐々に徐々に、目減りしています。
一番増えているのはカードの決済額。
そして、やはり自動車ローンの11万円でした。
高級外車に乗ったため何か勘違いしたのでしょう。
ガソリン代やオイル代、タイヤ代の他にも、高級レストランの決済や、一杯のコーヒーが900円程の高級な喫茶店の決済。
生活レベル全体が上がっていました。
この状態から脱却する方法を探りましたが、車を手放さないことには始まりません。
すぐに車を売却して残債の一部に補填しました。
長年苦労して手に入れた役員の地位。
しかし、手に入ったものは、残り511万円のローンと、貯金マイナス250万円という損失でした。
合計すれば安いマンションが買えたかもしれませんが後の祭りです。
私は仕事では真面目でしたが、お金の管理に関しては不真面目でした。
人生は報われるものだと勝手に思っていましたが、今は人並み以上に貧乏な暮らしをしています。
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