子供が大学に入り毎月の仕送りで生活が苦しくなり貯金が出来なくなってしまいました。
大学4年に子供がなった時に、大学院に行きたいと子供に言われました。
大学4年までの資金しか用意していなかったので、大学院に行きたいという子供にいい返事が出来ませんでした。
しかし、親がお金がないことで進みたい進路に進めない子供が可哀そうになり教育ローンを組んで大学院に通わせることにしました。
毎月の教育ローンの返済は、負担が大きく大変でしたが子供が希望の進路に進めたことで親としては満足でした。
しかし夫婦で働いてなんとか返済していましたが、夫がリストラされてしまいそこからが本当に大変でした。
夫も職探しを頑張っていましたがなかなか職が見つからず生活をするのも大変な状況になりました。
そこで私がパートをもう一つ増やしてダブルワーカーになり返済を続けました。
そのうち主人も職を見つけましたが給料が以前より安く、生活は少しも楽になりませんでした。
それでも毎月の返済があり二人で働きづめの日々が続きました。
こんなに辛いのなら、大学院にいかすのではなかったと思ったこともありました。
そんな事を思ったこともありましたが、返済が待ってくれるわけではないので仕事を終えた後は家で在宅で出来る内職を夫婦で行い食事なども倹約して質素な食事で毎日を過ごしていました。
そのうち返済する金額が少しずつ減って来ていることでなんとか頑張ろうと思うことが出来ました。
しかしダブルワーカーの生活は5年も続き、年齢を重ねて行くごとに体の不調も出るようになって来ました。
そのため、パートを一つ減らしてそれまで以上に節約生活を送るようになりました。
食事だけではなく、電気代の節約のために暑い日でも扇風機で我慢し寒い日には服を着こんでなんとか暖房を使わないようにしながら我慢を続けました。
そのおかげでパートを1つにしてもなんとか無事に返済は続けることが出来ました。
結局返済までに7年も掛かってしまいましたが無事に完済することが出来ました。
子供は大学院を卒業して希望する大手の企業に就職することが出来て今は苦労をかけたからと少しですがお金を送ってくれるようになりました。
返済は、本当に長く辛いものでしたが子供の希望を叶えることが出来たことでその辛さは今ではいい思い出に変わっています。
もし大学院に行かさなかったら今頃私たち夫婦は後悔していると思います。
大変でしたが今は後悔はありません。