最も手軽にできる節約は食費を節約することだと思います。
広告の品をチェックしたり、値引きがされやすい夕方の時間帯に買い物に行ったり、時間の自由がきけば簡単に取り組めるのではないでしょうか。
私もそんな風に思っていて、食費の節約に日々励んでいます。
そんな中で自分には合わなかった節約方法がありました。
それが「作り置きを取り入れて食費を節約する」というもの。
作り置きのメリットは、週末におかずをまとめて作っておくことで、スーパーに買い物に行く回数が減ることが挙げられます。
確かに、スーパーに行くとついつい自分用のおやつを買ってしまうこともあり、スーパーに行く回数を減らすというのは効果的だと感じました。
また週末におかずをまとめて作り平日はそれを温めなおすだけなので、平日に調理器具を洗う水道代や調理をするガス代の節約にもなるんじゃないかと期待が高まりました。
しかし実際に作り置きをはじめてみると、思うようにうまくはいきませんでした。
まず週末の作り置きが大変。
家の中で子どもが騒ぐ中での長時間の台所仕事はどっと疲れてしまいます。
週末なので家族でお出かけすることもあり、そのあとの台所仕事はとても大変でした。
そして「たまにしかスーパーに行かないんだから」と自分に甘くなってしまったのも問題でした。
たまにしかスーパーに行かない自分へのご褒美と称して、結局自分のおやつは買ってしまうのです。
ここにきてやっと、自分のおやつ購入はスーパーに行く回数ではなく、自分の心がけでどうにかするしかないんだと思い知らされました。
最後に、作り置きのおかずに飽きてしまったのが一番の問題でした。
週末にまとめておかずを作るので平日の献立を考えやすいというメリットはありましたが、逆に「今日は何を食べようかな」「何を作ろうかな」という日々の楽しみは半減したように思いました。
作り置きを始めて食費が節約できたかという計算をする気力もなく、暮らしがよくなったと言えない時点でこれは失敗だなと感じました。
食費を節約したい私ですが、やっぱりスーパーで野菜を見ながら「今日は何を作ろうかな」と考えるのも大切な時間です。
平日の夕方、子どもが「何作ってるの?」と台所に入ってくる時間もまた、かけがえのない時間です。
スーパーに行くたびに買いがちなおやつは曜日や予算を決めるなどで対処します。
節約のためにイライラしたりせかせかしてしまうのは本末転倒だと身をもって実感しました。
節約に関する情報は簡単に手に入りますが、まずは自分のライフスタイルと向き合って、暮らしがよりよくなる節約方法を探していきたいと思います。