とある観光協会に従事していたころの話。その職場は全員で6人で私を含め女性4人と男性2人となっています、そのため実質この職場では女性が強い職場になります。入職前に事前に引継ぎをしてもらえるよう要請していましたが、ところがいま思えば引継ぎをやる立場の女性が、入職前に訪れたときに居なかった事が気がかりでした。
私はWEB系の技術もありサイトの管理を任される事になっておりましたが、技術屋さんを呼んで詳しく教えるというのでそれをしっかり約束をして入職しました。ところが、その約束はしっかりされておらず、自分たちが言っていた技術屋さんに連絡するという事もまったくやっていなかったのです。入ってすぐ異常な事に気が付いたのですが、前任者の悪口ばかり言ってその挙句その前任者に連絡を取ろうとしているのです。さっきまで悪口を言っていた相手にです。私は信じられませんでした。入職してから数日でこの職場の異常な感覚に日に日にやる気がなくなっていきました。
仕事は教えようとしないし、自分たちがしんどい仕事は一方的に押し付けてくる。それでいて私の要望は一切聞かない。本当にずるいなと思いました。
平気で嘘をついたり、私はどんな理由があろうと陰口というのは嫌いです。私なりに前任者の仕事ぶりを見てみると、確かにWEBの技術は保有していないので、技術的な面から言ったら全然だめですが、素人なりにやろうとしている部分が見て取れます。それは私でもよくわかります。自分のできる範囲でできうる限りの仕事をしていたということは、引継ぎをしていない状況でも見て取れました。
しかし周囲のこの女性たちは暇があればその彼女の悪口ばかり言っている。私は一人じゃなにもできないのだろうが、三人という数で一人の女性を所謂パワハラをしていたということが見て取れました。そこで私も辞める決心をしました。なぜならその対象が私に向いてきたからです。
後で労働審判で3人をつるし上げようとしましたが、敗訴しました。なぜなら、争議中この主犯である女性はずっと泣いて演技をしていました。労働審判は調停のような感覚でやるのですが、部屋をでると泣くのをやめて私の第二準備書面に目を入れていました。つまり徹頭徹尾ずるい発想できりぬけようとしているのです。法曹も泣いている女性に甘くこうした結論になりましたが、今思えば通常訴訟でしっかり追及すればよかったと思いました。労働審判はどうしても三回の審議なので時間がありませんでした。それが心残りです。