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基本的にインターネットで商品を購入する際には、信頼のおける業者とのやり取りしかしてこなかったのですが、３年ほど前に子どもが詐欺被害にあってしまいました。
中学生の子どもが、習っているスポーツ用品を購入しようとインターネットで商品を検索していました。
その商品は市内のスポーツ用品店などで取り扱いのあるようなものではなく、中国からの輸入が中心の品物です。
そのうち子どもが、平均価格が15000円くらいするところ、10000円で販売しているショップがあるから注文したい、というのです。
聞いたことがない業者での販売ということで、少し高くても取引したことがあるところで購入するほうがいいのではないかと、しばらく返事を保留していたところ、父親と二人で相談して、注文をしてしまったようでした。
自分のお小遣いをもって、一緒に父親と郵便局に振込に出かけました。
しばらくすると、「入金の確認をしました。商品を送ります」という旨の連絡がメールできたようです。
しかし、いくらまっても商品は届かず、電話での連絡もつきません。
そこで初めて私はその業者について検索して調べることにしました。
すると、同じような名前で同じ商品を扱っているショップを何件か見つけました。
もう少ししっかり時間をとって調べてやれば良かった、と思いつつ、その業者のメールアドレスに何度も連絡を取りましたが、返信されることは一度もありませんでした。
郵便局に問い合わせることも考えましたが、徒労に終わるだろうと思い、結局泣き寝入りという形です。
こんなことに引っかかるのが初めてだった子どもは、自分が貯めたお小遣いが、一瞬にして消えてしまい、がっかりしたり怒ったりしていました。
私は信頼のおける業者をどうやって調べるか、安いからといってすぐに飛びつくことのないように言って聞かせ、悔しい気持ちでいっぱいでしたが、今まで購入してきたサイトに注文をし直し、その商品を購入することにしました。
幸い、その商品は無事に手に入れることができたのですが、大人が関わっていながら、子どもを詐欺被害にあわせてしまったことについて、後悔してもしきれない部分があります。
そして、こんなに簡単に、クリックひとつで被害にあってしまうことについて正直怖いと思いました。
金額にして10000円という被害額でしたが私たち家族にとっては、よい勉強のために支払ったと思うことにして、今後はもっと注意しながらインターネットでの買い物をしていきたいと思います。
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