現在進行形で、住宅ローン返済に苦しんでいます。
私たちは、今から13年前の2007年にフラット35で住宅ローンを組みました。
私は2020年現在44歳でパート勤務、主人は50歳会社員、子供たちは長男が15歳で4月から高校1年生、次男が13歳で4月から中学2年生になります。
2004年に私は主人と同じ会社で知り合い、主人と結婚し寿退社し専業主婦として、主人の実家で主人の御両親と同居していました。
その時の貯蓄は、夫婦合計で約2000万円でした。(現在の貯蓄はほぼゼロです。)なので、この頃はまだまだ夫婦であちこち旅行したり、車も買い替えたり、遠くにお出かけしたりと比較的優雅な生活を送っておりました。
しかし、そんな優雅な生活にも転機がやって参りました。
最初の転機は2005年長男誕生です。世間知らずだったと言われればそれまでですが、この時から初めて、この今の日本と言う国で、子供を育てることがどれほど大変で、しかもお金がかかるのかを実際に体験していくことになります・・・
さて、お話しが子育て体験記に脱線しそうになりましたが、最初の長男誕生で、我が家は、とても賑やかで明るくなって、長男誕生自体は、大変でしたが非常に良かったと思います。
但し、主人の実家は兼業農家の旧家だったこともあり、長男誕生で喜び一杯は良いのですが、気が付けば、子供をいつも祖父母に取られている感じになり、寂しくもありました。
そして、1年程経った頃に周囲から大体予想が付くあの「決めセリフ」を掛けられるようになりました。
そうです。「一人じゃ可哀想だから、もう一人欲しいね。」と言うこっちの苦労も少しは考えてよ!と言いたくなるようなあの「決めセリフ」です。
でも当時は、私たち夫婦もまだ若かったので、確かに独りじゃ可哀想と思い、二人目を考えました。
そして、長男が2歳になる頃に二人目を妊娠出産し、第二の転機がやってくることになります。
そうなんです!もともと主人の御両親二人で丁度良かった居住空間の実家に、私たち夫婦が同居で入ってきて狭くなり、長男誕生まれるまではまだ賑やかさで何とか気を紛らわせて過ごしていましたが、流石に次男が誕生した時には、トイレにせよお風呂にせよ食事にせよ、なかなか思ったように使えなくなり、とにかく家が狭くなってきたことを実感せざる得なくなりました。
それで、私たち夫婦は、私たちの家を建てよう!と決意したわけです。
ここから悪魔の住宅ローン地獄が始まります。
それは日本の景気が絶好調だった2007年初春の出来事でした。
そして、念願の新築を無理して大手住宅メーカで建てることになりました。
当時は日本の経済も絶好調で、住宅ローンの金利も2~3%と言う今では考えられないほどの高金利でした。
でも住宅メーカの営業もお金を貸せる金融機関も、これからもっと経済が良くなって金利は上がるから、直ぐに借りないと大変ですよと言う、今にして思えば大ウソ(この年の秋にあの有名なリーマンショックが起きて金利は下がりその後は超低金利で現在の通り)に完全に乗せられて、とりあえず最初の10年間だけ固定金利の2.5%で2000万円の住宅ローンを35年で返済することになりました。
ざっくり毎月10万円の返済でした。
本当に私たちは世間知らずと言うか、脳天気か楽天家か馬鹿でしたね。
今だったらもっと安い中古でもいいから住宅ローンは1000万円程度に抑えて、もっと安い家でローンも0.5%程度のものにして質素倹約で節約していけば、子供たちにもっと教育費用を掛けられたのではないかと悔やんでします。
2007年の夏に家を建ててから、早いものでもう13年です。住宅ローン返済10年目には、借り換えを行って、それまでの固定金利2.5%を変動0.7%に変更しました。
おかげで毎月10万円が6万円まで下がって、住宅ローン自体は少し楽になりました。(つうか、今までの10年間が完全にぼったくられていた気がします。)
しかし、まだまだお金は掛かります。
中高生になった子供たちも大きくなって逞しくなりました。
大学にも行きたいと言い出すでしょう。
何かのCMにありましたね。よーく考えよう、お金は大事だよ。
本当にそう思います。
無理をしてしまった住宅ローンを今後も払い続けて生きていきますが、やはり身の丈に合ったローンを組むべきだったと思います。
あと、もう日本は高度成長する国ではないので、そもそも住宅ローンと言う仕組み自体に疑問を感じます。
私たちが借りてしまったタイミングが、あまりにも悪かったこともありますが、これからの日本の若い夫婦の為にも、もっと安心して借りられるような低金利や無利子の住宅ローンをたくさん出して欲しいし、もっと子供を安心して育てられるような北欧のような教育費無料とか、いずれにせよ、今の日本の様に何でもかんでも両親の責任だったら、責任回避で子供が減るのも当然だと思いおます。
本気でこの国が日本の未来を考えるのなら、これからの日本を背負って立つ子供たちや子育て世代にもっとお金を費やすべきだと思った次第です。
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