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私が勤めた酷い会社
私は、40歳になった時に電子部品を作る会社にパートとして働きに行きました。
大きな会社でもなかったので、ここなら安心だと思ったんですが、酷い会社でした。
夫婦で働いていた人がいて、かなり古株らしく、社内は二人が仕切っているようなものでした。
上司でさえも途中で赴任してきたため、立場が弱い状態だったんです。
最初は特に問題もなく進んでいて、私も不器用ながらなんとか仕事を覚え始めた頃でした。
・古株の怒りを買う
些細なことから、私と古株のご主人の方と口論になってしまったんです。
きっかけは、そのご主人が若い女性社員に対してセクハラめいたことをしていたことがきっかけでした。
たまたま、女性社員が酷い言葉を言われているところを見てしまったんです。
仕事でミスをしたわけでもないのに怒鳴られ、容姿のことを散々言われていました。
泣き出してしまったその女性を見ていたら我慢が出来ず、思わず止めに入ったんです。
それが、更に怒りを買ってしまったらしく、その日から夫婦揃って私に嫌がらせをしてくるようになったんです。
あきらかに私よりも一回りは年上なのに、「おばさん、おばさん」と大きな声で怒鳴られ、せっかく完成した部品のダメ出しをされたり、荷物を隠されたりしました。
最初は無視をしていたのですが、私を中傷するような噂話をされて我慢が出来なくなったんです。
・会社は何もしてくれなかった
あまりにも我慢が出来なかったので、上司に報告したところ、解決にかなり前向きだったので期待したんです。
ですが、結局何もしてはくれませんでした。
嫌がらせは、どんどんエスカレートしてきました。
次第に、他の従業員たちも私とは話をしてくれなくなり、いつしか私は孤独になっていきました。
上司に何度も掛け合ったのですが、次第に面倒だと思ったのか、私の勘違いではないかとか、思い込みが激しいとか、しまいにはカウンセラーに診てもらった方が良いとまで言われました。
なぜ、ここまで言われなくてはならないのか私には納得出来ませんでした。
半ば意地のように会社にいたのですが、みかねた友人が仕事を辞めるようにアドバイスをしてくれました。
酷い会社だとわかったら、すぐに辞めて新しい会社に行った方が良いと言ってくれたんです。
私は、その言葉で思いきって辞めることにしました。
会社というのは、小さな揉め事をうやむやにするのではなく、きちんと解決に導いて欲しいと思いました。
会社を辞めた時には本当にスッキリして、もっと早く辞めれば良かったと思いました。