コロナ渦の影響もあり、数か月前に断捨離を始めました。
部屋を片付けるようになったのは、環境が変わったことで気持ちの変化が出てきたためだと思います。
私は基本的に掃除と片付けが好きではなく、むしろスッキリ片付いている状態を見てもあまり素晴らしいとは思いませんでした。
部屋がごちゃごちゃしていても「掃除に掛ける時間が省けて時間を得した」とすら思っていたのです。
掃除や片付けをしても子どもやペットがすぐ元に戻すから、無駄だし…とも。
ただ、コロナ渦が来てその影響で仕事が減ると暇な時間ができ、暇な時間にぼーっと考え事をしているとネガティブな感情がどんどん沸き起こるようになってしまいました。
コロナが流行するまでは仕事が多忙で、無駄なことを考える暇がなかったので良かったのですが、なんだかそのままうつ病に進行しそうで、何かリフレッシュする対策を探したのです。
おうちでできるリフレッシュ法…そうだ、ゴミ捨てだ!と思い、ため込んでいた不用品の処理をしてみることにしました。
テレビで見たこんまりさんが「ときめかない物は捨てたほうがいい」と言っていたことを思い出し、もったいなくて取っておいた流行遅れの服や古い靴、読まない本をドバっとゴミに出してみたのです。
最初は悲しくて少し泣きそうでしたが、大きなゴミ袋を捨てる時の気持ちよさに気付くと、続けてデパートの紙袋、もう遊ばない子供のおもちゃ、興味のなくなった雑貨などがどんどん捨てられるようになりました。
狭いと愚痴をたらしていた3LDKのスペースが、以前より広く魅力的に感じられるようになります。
すると、急に自分の住まいがいとおしく感じられるようになって、もっと無駄のない美しいスペースを作るために断捨離が始まりました。
今までは作業スペースの周辺に普段使う小物や薬などをびっしり置いていたのですが、それらも引き出しにしまったり捨てたりしました。
ないと困ると思いこんでいたのですが、片づけてデスクの上をパソコンとマウスだけにしてみると、別になくても困らないことに気付きました。
以前なら「殺風景」とバカにしていたすっきりした部屋も、今となっては広くて掃除もしやすく、気持ちもおおらかになって気持ちがよいものです。
私は、もともと1畳の狭いスペースでパソコン1台だけ使ってフリーランスをしており、自分はミニマリストだと思っていました。
しかし、片付けをしていない私は本当のミニマリストではなかったのだと思います。
いきなり何もかも手放すのは難しいので、私のように少しずつ片づけてみてスッキリ感が気持良いと感じたらどんどん物を手放していけばよいのではないでしょうか。
- home Home »
- folder 断捨離 »