いろいろな人生の中には、嘘をついてしまうこともありますね。
私の場合も、そのような経験をした事があります。
その一つとして、後から心配してしまった嘘がありました。
それは祖母の貯金箱からお金を取ったことについて嘘をついていたのです。
ここでは、そのことについてお話します。
・祖母が貯金していた100円玉
祖母は、ちょっと買い物をしたあとなどに、いつも100円玉を貯金箱に貯金をしていました。
それは、毎日500円ぐらいだと思います。
買い物をして、1000円札などを会計の場所で出してしまうので、小銭がどんどんたまってしまうのです。
小銭を出すことができなくなっていたんだと思います。
お年寄りの場合は、会計の時にそんな苦労をしている人が多いのではないでしょうか。
その時に、財布の中にある大量の100円玉を貯金をするのです。
・たまることを楽しみにしていた
そんな貯金については、どれだけたまっているのか目に見えないのでその点ががっかりするところでした。
しかし私としては、その貯金箱の中身が見えないことをいいことにして、時々そこから出して使うことがありました。
それは、多い時で1000円分ぐらい出してしまうこともあったのです。
もちろんそのことについては、秘密にしていました。
祖母に気づかれないように祖母がいない時にこっそりとっていたのです。
・秘密はバレていた
そんな祖母も、入院をして具合が悪くなることがありました。
その後は、祖母のことが心配になり、時々お見舞いをしていたのです。
その時、気になっていた貯金箱のことを話をしました。
こっそり取ったことについてです。
すると、祖母はそのことを聞いた後に笑いながら知っていたと返事をしてくれたのです。
私は全く知らないと思っていたのですが、祖母に気づかれていたことが恥ずかしくなりそれ以上話すことができなくなりました。
・嘘をついていたことを後悔
その後は、祖母の具合が悪くなりお見舞いに行くこともできないままお別れとなってしまいました。
祖母の気持ちを思うことがあります。
それは、私がこっそりそこからとっていたことをどんなに辛く感じていたかと思うのです。
私のしていることについて、知っていながらそっとしておいてくれた祖母。
なんともいえません。
そのことは、とても心に残っています。
小さい時の事ですが、嘘をついていた事について人を悲しませていた事を後から知り、とてもいけないことだと反省をしたことでした。