高校生の頃の話です。
クラスにいじめられている子がいました。その子はかなり性格が変わっていて空気が読めないような子だったので、女子からも男子からも悪口を言われていて、孤立していたんです。
私も一人でいることが多かったのですが、クラスの人からは嫌われていませんでした。私はクラスメイトとは普通に話をすることができましたが、その子が話しかけるとみんな無視をしていました。
私も一匹狼だったので彼女のことが気になり、時々彼女に話かけるようになりました。その子はクラスで仲良くする子がいないので、私が話しかけるとすごく嬉しそうにしていました。
でも、彼女と話をしていると、デリカシーがないことを言ってきたり、すごく馴れ馴れしくされるようになり、だんだん嫌になってきたんです。
もともと私は一人でいたいタイプだったので、その子のことが面倒だなと思うように…。
ある日、休み時間に本を読んでいたらその子がしつこく話かけてくるので、「ごめん。今は本読みたいから一人にしてほしい」とお願いしました。
するとその子が「え?ひどい。あなたもクラスの人と同じだね」と言って、その日以来話かけてこなくなったんです。正直ホっとしました。
その出来事から一週間ぐらい経った頃、突然クラスメイトが私を見てコソコソ笑って話をしたり、男子から「きもい」など悪口を言われるようになったんです。
私は教室で1人で過ごすことは多かったのですが、クラスメイトには嫌われていませんでしたし、一体何が起こったのかとものすごく怖くなりました。
何もしていないのに悪口を言われる毎日。訳が分からず本当に辛かったです。
大学に行きたかったので学校を休むことなく頑張って行きましたが、文房具がなくなったり机に落書きされたりなどもあったので、休む日もありました。
高校3年生だったので、あと少しだけ苦痛に耐えようと自分を励ましました。卒業が近くなってきた時に、クラスの女子が「今まで、ごめんね。」と突然言ってきたんです。
そして、クラスの女子と話すことで、どうして私が悪口を言われるようになったのかわかりました。
クラスでいじめられていた子が、クラスの女子達に私がその子達の悪口を言っていたと嘘を言って、クラスメイトみんなその嘘を信じてしまったということだったんです。
時々、いじめられている子が私をみてニヤっと笑っていたのでおかしいとは思っていたのですが、逆恨みをしてそういうことをしていたとわかり、絶対に許せないと思いました。
その子の嘘のせいで、私は1年ぐらいとても辛くて苦しい思いをしました。今でもそのことを思い出すと、あの時の苦しみが思い出されて辛いのです。
一生許せないです。